下段の「事務連絡」をご一読ください。 1/1記
俺っていう人間は、どうしてこんな風に「ど偉い」人物と出会えてしまうんだろうか!?それも、人生の岐路の「ど真ん中」で。世間一般ではそれを『出会いの妙』と言うらしい。節目節目で「重要な人物」を遭遇する(?)稀有な人生の旅人が俺なんだ!!自惚れでも何でもない。俺がこの歳になっても未熟極まりない証拠であることを叩きつけてもらえる「ど偉い」人物との出会いが、今年もあったと実感している大晦日である。
今年のビッグニュースは、やっぱり「出会い」である。
茨城県県西地区ニューモラル教員研修会(6月19日)の講師として出向いた。控室で名刺交換をしながら通り一遍の挨拶を済ませ、会場に移動して任を果たした(つもり)。90分間の当方の講演は、知る人ぞ知る「掴みどころのない」話題の濫発で任を果たすしか能は無い。
名刺交換の際、肩書は記憶に残っていた。同時に御年がご高齢であったことも片隅に残っていた御本人が、前列に陣取ってメモを執っておられる姿に気付いてしまった。その瞬間から「何を?」「どこの部分を?」メモを執られているのか、と妙に気になり始めてからは、講師という立場が頓挫してしまった。
懇親会が始まった。気になったご長老は隣席である。
6月の課業中(水曜日)の昼食会である。長老からお声が掛かった。講演の内容についてであった。顔から火が出る思いで箸が止まった。91歳になられたとの前置きをされてから、「教員の人材育成について確認したい・・・」と、核心に迫られてくると陸に上がったカッパになってしまった。全身が乾ききってしまい、潤いのある表現など川下に流されてしまったような状態になったと言っても過言では無い。
食事が咽喉を通らない当方の状況でも、熱い人材育成論は時間のある限り続いた。正真正銘のゼロ回答に近いままに要請業務を終えて帰路に着いた。常磐線の旅は僅か30分であるが放心状態の当方には降車駅を乗り過ごしてしまうほどの疲労度で帰宅した。
帰宅した当日の夕暮れ時。
全身の火照りも消えて、興奮状態も治まりだした頃に電話のベルが鳴った。母屋の方から「お祖父ちゃんに電話です」と、孫が駆け込んで教えてくれた。取り上げた受話器(=子機)には、数時間前に隣に坐した「御仁」の声が響いた。ご自身が主宰されている教員の研修会へのお誘いであった。日付と会場のメモを確認しながら、出席することを回答して受話器を離した。途端に胸の熱気が再燃した。認知された!!その思いが再燃の原因であった。
研修会に参加した(8月25日)。当方が主宰する『響の会』と創設時期が同じ頃であることが分かった。研修会場での配付物に3桁の開催回数が書き込まれていた。会場の雰囲気も主宰者が違うとこんなにも違うモノか!後頭部を一撃された。
第167回・特別研修会(12月8日)にも参加できた。文科省の現職の担当者(生徒指導)を講師として招請してされていた。懇親会にも出席して親交を深めることが出来た。
91歳の老人。お会いして会話を交わしていると「老人」の概念が吹っ飛んでしまう。記憶力も確かである。近場の用務はバイクで済ませると言う日課を聴いて驚いた。栃木県宇都宮市の主治医への定期検診の受診にはご自分の運転で出向かれるとのこと。生活ぶりを聞きながら若輩の自らが、その軟弱さに潰されて溶けて消え去るような思いになってしまう。
『ど偉い人物』であることの証明は「人材育成論」にあった。肩書(経歴)もさることながら実績(業績と功績)の上に、91歳でもリーダーとして厳しい指導を垂れる御仁の言葉を聴くにつけ、その姿勢を見れば見る程、怪物としか思えない。この世に生存するモンスターである。当方は勝手にネーミングしてしまった。70歳を過ぎてからパソコンの技術を学ばれたとのことには開いた口が塞がらなかった。
傘下にあって研修を積まれている茨城県下の管理職の方々の研鑽ぶりには、へなちょこ侍の、ちっちゃな実践など風前の灯に似ていると痛感している。
今年のビッグニュースとして取り上げるのにふさわしい人材との出会いである。
【事務連絡】
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