1月9日(土)
大晦日から土浦の長男宅に行く予定だったが・・・。鬼の霍乱?37.6度の微熱に及び腰になってしまって大事を取ったので孫達とは今年初めての逢瀬である。早朝の5時には土浦を出たらしく茅ヶ崎の拙宅には(途中で朝食を済ませても)9時には到着。直後から閑かな爺婆邸は「賑やかな」時空に変貌である。
2歳になったばかりの三男孫の成長に目を見張る爺と婆。人間としての成長には「教育する」オトナの目線が必要であると実感する。祖父ちゃんとお風呂に入りたい、との申し出を受けて二人の孫との入浴は至福の時間(笑)。烏の行水と言われる独りの入浴時間が、汗だくに変貌。
孫達の今の流行り?万歩計(玩具の一種として販売)の歩数を意識する孫達は「歩く」ことを前面に出して動き回る。歩かない車社会の申し子達にとっては「願ってもない」玩具ではないか。「歩け・歩け」は祖父ちゃんとしての孫へのメッセージである。
歩禅とは、『安岡正篤 人生を拓く』(神渡良平 著 講談社+α新書)で拾った言霊です。千葉県で早朝ウォーキングを長年実践しておられる方の言葉として紹介されていました。沈思黙考の「坐禅」に呼応するものだそうです。ふと読み留まったのは我が愚脳にも大きな電撃が走ったからなのです。歩きながら自然界に身を委ね、自然界に畏敬の念を抱き、そして自然界に語りかけることのできる自分を見いだすこと。これを「歩禅」と利己的に理解しました。坐禅が苦手な私には「静かに座して己と語る」ことに替わるべく言葉として受容できる気になったのです。だから私には単なる言葉としてではなく、『言霊』(ことだま)となったのです。 平成16(2004)年10月20日 還暦に記す ~以降「散歩日記」を歩禅記として継続発信中~
自己紹介
- 角田明
- 1944年熊本県八代市生まれ。1968年から神奈川県内の高校、中学校の英語教員として勤務。1988年より神奈川県茅ヶ崎市で指導主事、教育研究所長、中学校教頭、指導課長、小学校校長、指導担当参事を務める。1996年8月ちがさき教育実践ゼミナール『響の会』(現・教育実践『響の会』))を開設し、教員の自主研修会として活動を主宰。 2001年に新設開校の茅ヶ崎市立緑が浜小学校・初代校長着任。 2004年3月退職後は「教育実践・響の会」会長として全国で講演活動中。『響の会』は茅ヶ崎市・浜松市・広島市・東京都立川市に開設。2006年9月より2011年8月まで、日本公文教育研究会子育て支援センター顧問として全国で指導助言に務める。著書に 『あせらない あわてない あきらめない』(教育出版)、『人は人によりて人になる』(MOKU出版)、『小学校英語活動教本JUNIOR COLUMBUS』(光村図書出版)がある。その他月刊誌等の執筆原稿や共同執筆書も多数あり。近刊は、2012年10月発行予定(『校長先生が困ったとき開く本』教育開発研究所)。
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