明日は静岡県熱海市での教育実践『響の会』主管事業である恒例の「新春教育講演会」である。ここ数年は、仲間の他界や義父母の死去で「お正月」を言祝ぐこの会を催すことが出来なかった。泊を伴う年間1回の主宰事業でもあり、大きな楽しみのある会合でもある。全国から参加される仲間の皆さんとの再会がとても楽しみでもある。当初は5人の有志との懇親宿泊会であったが、いつの間にか30~50名ほどが集う大掛かりの宴会旅行にまで発展している。
それが終われば翌朝には、JR熱海駅から新幹線ひかり号で名古屋駅乗り換えで広島駅まで移動することになる。月曜日と火曜日が広島市内の小学校での授業実践公開や保護者対象の教育講演会を務める予定。19日の夜の帰着になるが強行スケジュール第一弾ともなるので、体調を崩さないようにしてしっかり務めを果たして来たいモノである。
しかし、ここ湘南にも「低温注意報」が発令されるという異常気象が数日間続いている。この寒波で本来のインフルエンザの流行に、また学校教育は振り回されるのだろうか?暖冬に慣れた老体は、一寸の外出も億劫に感じるほどである。そんなことに負けないで明日から頑張って行ってまいります!!
歩禅とは、『安岡正篤 人生を拓く』(神渡良平 著 講談社+α新書)で拾った言霊です。千葉県で早朝ウォーキングを長年実践しておられる方の言葉として紹介されていました。沈思黙考の「坐禅」に呼応するものだそうです。ふと読み留まったのは我が愚脳にも大きな電撃が走ったからなのです。歩きながら自然界に身を委ね、自然界に畏敬の念を抱き、そして自然界に語りかけることのできる自分を見いだすこと。これを「歩禅」と利己的に理解しました。坐禅が苦手な私には「静かに座して己と語る」ことに替わるべく言葉として受容できる気になったのです。だから私には単なる言葉としてではなく、『言霊』(ことだま)となったのです。 平成16(2004)年10月20日 還暦に記す ~以降「散歩日記」を歩禅記として継続発信中~
自己紹介
- 角田明
- 1944年熊本県八代市生まれ。1968年から神奈川県内の高校、中学校の英語教員として勤務。1988年より神奈川県茅ヶ崎市で指導主事、教育研究所長、中学校教頭、指導課長、小学校校長、指導担当参事を務める。1996年8月ちがさき教育実践ゼミナール『響の会』(現・教育実践『響の会』))を開設し、教員の自主研修会として活動を主宰。 2001年に新設開校の茅ヶ崎市立緑が浜小学校・初代校長着任。 2004年3月退職後は「教育実践・響の会」会長として全国で講演活動中。『響の会』は茅ヶ崎市・浜松市・広島市・東京都立川市に開設。2006年9月より2011年8月まで、日本公文教育研究会子育て支援センター顧問として全国で指導助言に務める。著書に 『あせらない あわてない あきらめない』(教育出版)、『人は人によりて人になる』(MOKU出版)、『小学校英語活動教本JUNIOR COLUMBUS』(光村図書出版)がある。その他月刊誌等の執筆原稿や共同執筆書も多数あり。近刊は、2012年10月発行予定(『校長先生が困ったとき開く本』教育開発研究所)。
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