~今日は名古屋、明日は浜松・・~
現職を退いて8年が過ぎた現在。
スケジュールには最盛期(笑)に比べればゆったり感はあるものの、8年経たら8歳の加齢になる訳だから老化現象を加算して算出すれば「程よい」より若干の厳しさが「御釣」として残る成就感であろうか。
出講旅行は今年度も始まる。
また、新しい出会いがこの老人を待っている。そのときめき感は70歳を前にしても堪らない嬉しさである。今日は、PTA主催であるから「保護者を相手」にした講座を担当する。「親」と言っても、当方の娘や息子と同世代であるので「我が子に子育ての確認をする」姿勢で接することが出来る。親としての自己反省を含めて語ることにしよう。準備している資料も根拠はそこにある。
明日は現職の教員が集う研究会である。現職時代から12年間通っていてこの研究会も明日は「第50回」を数える。ここでの講座も一区切りがつく節目になりそうである。新採用教員として受講した教員が中堅として活躍している様子も耳にしながら、ここでも充足感を抱くことが出来る至福の時間である。
明後日は、「これから教員になる」という夢を持っている集団の講座に出講する。もう3年目となる。毎年、多くの教員が誕生している。4月1日の辞令交付式の夜に感激の電話をもらった受講生もいる。立派な教員として活躍することを期待するばかりである。真剣な眼差しは一生忘れないで欲しいと願うのは単なる老婆心からだろうか。
外からは時々強い雨音が聞こえてくる。
3日間の荷物で重くなった鞄。持って移動するだけでも重荷であるが、充足感を差し引いて割り切って出発することにするか!!(いつまで続くかな??)
当方の「ホームページ」は、この5月20日で店仕舞いです。長年のご愛顧に感謝しています。これからは、このブログで情報を発信します。ご意見やご感想は当方のメールアドレスにお寄せください。まだ、ホームページで当方のアドレスは分かります。
歩禅とは、『安岡正篤 人生を拓く』(神渡良平 著 講談社+α新書)で拾った言霊です。千葉県で早朝ウォーキングを長年実践しておられる方の言葉として紹介されていました。沈思黙考の「坐禅」に呼応するものだそうです。ふと読み留まったのは我が愚脳にも大きな電撃が走ったからなのです。歩きながら自然界に身を委ね、自然界に畏敬の念を抱き、そして自然界に語りかけることのできる自分を見いだすこと。これを「歩禅」と利己的に理解しました。坐禅が苦手な私には「静かに座して己と語る」ことに替わるべく言葉として受容できる気になったのです。だから私には単なる言葉としてではなく、『言霊』(ことだま)となったのです。 平成16(2004)年10月20日 還暦に記す ~以降「散歩日記」を歩禅記として継続発信中~
自己紹介
- 角田明
- 1944年熊本県八代市生まれ。1968年から神奈川県内の高校、中学校の英語教員として勤務。1988年より神奈川県茅ヶ崎市で指導主事、教育研究所長、中学校教頭、指導課長、小学校校長、指導担当参事を務める。1996年8月ちがさき教育実践ゼミナール『響の会』(現・教育実践『響の会』))を開設し、教員の自主研修会として活動を主宰。 2001年に新設開校の茅ヶ崎市立緑が浜小学校・初代校長着任。 2004年3月退職後は「教育実践・響の会」会長として全国で講演活動中。『響の会』は茅ヶ崎市・浜松市・広島市・東京都立川市に開設。2006年9月より2011年8月まで、日本公文教育研究会子育て支援センター顧問として全国で指導助言に務める。著書に 『あせらない あわてない あきらめない』(教育出版)、『人は人によりて人になる』(MOKU出版)、『小学校英語活動教本JUNIOR COLUMBUS』(光村図書出版)がある。その他月刊誌等の執筆原稿や共同執筆書も多数あり。近刊は、2012年10月発行予定(『校長先生が困ったとき開く本』教育開発研究所)。
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