2010/08/19

『65歳』は人生の幾つ目のボーダー?

  ~「初めて」の経験では思考能力はゼロ!~
 可愛い孫軍団(孫台風第2号)が、昨日元気に帰って行きました。
 12日に土浦市に行ってお盆のお務めを終えて茅ヶ崎に戻る際、「茅ヶ崎に行きたい」という要望に応え、連れて帰って来たので丁度1週間を一緒に過ごしたことになりました。孫達を連れて小田原と横浜への2日間の「見学の旅」は、皮肉にも今夏最高の暑さとなってしまい熱中症の恐怖心とも闘うことになってしまいましたが、何ごともなく安堵。
 爺婆の二人だけの閑かな通常の朝は思考回路もほぼ正常値かな(笑)。
 そこに、見学先の「入場券」に目が届いた。『65歳』未満:『65歳』以上の区分と入場料の金額です。  ~65歳未満とは64歳までを充当し、65歳以上とは65歳からを充当する~
「未満」と「以上」という数学用語には苦しんだ思い出もあり、爽快感の伴わない表現であることは今も変わらないのが残念です。ケチな損得勘定をしているのではありません。入場券は既に、「当方、現在(8月時点)65歳」として入場券を購入したのです。窓口は「自己申告」制なので当方が窓口で申請して購入したモノです。
 自己申告ですから自己責任が生じます。従って「損をした」「得した」という感情論はここでは不似合いです。が、「おや?」とお気づきになりませんか?『65歳未満』までの料金が提示されているチケットとは、購入者は64歳以下の者となりますね。では、65歳の人の入場料は?認知症の検査尋問を受けているような気分になってしまいます。未だ受信したことなど無いですよ!!(笑)。
 識字率の高いわが国です。教育の普及率と定着度も高い日本ですから、「未満や以上(以下)」等の理解力も高いことは百も承知です。しかし、もっと分かり易い表示はないのでしょうか?しかも、自己申告による購入ともなると「65歳の壁」には、分かり易い「張り紙」が必要な気がしています。
 それは、どの会場にも「夏休みの祖父母と子供達」連れが大変多く目に映ったからです。会場は「老人と子どもの海」の状態でした。偶然ですが、65歳の壁にぶち当たっている当事者なので思考回路がに熱射病にでも罹ったように「ぼ~っとした」のかも知れません。
 何気なく見過ごしてしまいがちな「入場券」1枚からでも「数学の授業」が出来そうな気がしています。不得意な人の「愚痴と呟き」を拾うことも重要だと思いませんか?いかがでしょうか?65歳になっても「教師病」って着いて回っているようでゴメンなさい(謝)。
 暫く休養してから、今夏後半の仕事の準備に入りましょうか!

0 件のコメント:

コメントを投稿

自己紹介

自分の写真
1944年熊本県八代市生まれ。1968年から神奈川県内の高校、中学校の英語教員として勤務。1988年より神奈川県茅ヶ崎市で指導主事、教育研究所長、中学校教頭、指導課長、小学校校長、指導担当参事を務める。1996年8月ちがさき教育実践ゼミナール『響の会』(現・教育実践『響の会』))を開設し、教員の自主研修会として活動を主宰。 2001年に新設開校の茅ヶ崎市立緑が浜小学校・初代校長着任。 2004年3月退職後は「教育実践・響の会」会長として全国で講演活動中。『響の会』は茅ヶ崎市・浜松市・広島市・東京都立川市に開設。2006年9月より2011年8月まで、日本公文教育研究会子育て支援センター顧問として全国で指導助言に務める。著書に 『あせらない あわてない あきらめない』(教育出版)、『人は人によりて人になる』(MOKU出版)、『小学校英語活動教本JUNIOR COLUMBUS』(光村図書出版)がある。その他月刊誌等の執筆原稿や共同執筆書も多数あり。近刊は、2012年10月発行予定(『校長先生が困ったとき開く本』教育開発研究所)。

フォロワー