2001(平成13)年4月1日
新設開校した小学校が開業しました。
4月5日の入学式・始業式の前日準備のために新6年生が、4日に臨時登校となりました。二つの小学校の児童数増加に伴い分離開校したためにこの集合は6年生を担当する教員には「学級開き」の前哨戦でもありました。小学校生活残り1年となっての「学習環境の移動」なのですから、当事者にとっては何とも言えない不安と焦燥感があったようです。
当時の校長としては知らないことばかりが飛び出しました。
担任を請けた二名の教員には拷問のような日々が続いたようでした。真剣に取り組んでくれていた担任教師にはどんなに御礼を言っても言いすぎることは無いほど頑張ってくれました。再会したこの『二十歳の集い』の会場に、当時の校長・教頭・学級担任2名が会場のランチルームに入室した時点で2人の脳裏を掠めた思い出は急速回転する走馬燈に入りきらないほど沢山の画面が映ったことでしょう。
2人の教師の「挨拶」にその深い思い出が詰まっていました。
あれから9年間。当時の小学校6年生が、今や大学生になっています。そして、「校長先生の英語の授業」をハッキリ覚えています、と述べながら「将来は英語の先生になります」と宣言してくれた卒業生が2名もいました。驚きました。卒業直前まで「校長先生からの贈り物」として、元・中学校英語教師が数回の授業をしてみたのです。真剣に受講してくれたことは勿論覚えています。その後は、これが前例になりました。この前例に倣って卒業生には必ず『校長先生と英語の授業』となり卒業プレゼントとなりました。
懐かしい思い出話に花が咲いていましたが、中座しました。その時点で持参したカメラで彼らの集合写真を撮りました。これからの更なる成長を祈るばかりです。
遅くなりましたがお約束通りに新設開校の小学校・第一回生卒業生の「二十歳の集い」の様子をお知らせします。子連れの卒業生も出席していました。いずれは父親・母親になる卒業生達の前途に、幸多からんことを祈る祖父ちゃんです。
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