~日航機墜落から25年~
最近のブログが『懐古』一辺倒になっていませんか?
自問自答しながらも回答は「加齢の所為」となってしまうような気配にゾッとします。間もなく8月15日「終戦記念日」が来ると、更に重ねて「あの日から◆◆年」と回想してしまいそうだからです。加齢の所為でも何でもありません。そんな事件や事故が多すぎるのではないでしょうか。昨日はアメリカから日本人観光客の悲報がニュースとなって届きました。楽しかるべき旅行が一転して悲劇になってしまう。多すぎますね。
一瞬で520人の尊い命が消えてしまう。
東京~大阪間を1時間で移動できると言う文明の利器が飛行機です。1時間の移動は文字通り「あっと言う間」の時間です。うとうととする間もなく目的地に着いてしまいます。便利さと裏腹に大きな危険度も高くなると言うことなのでしょうか。小生の住んでいる茅ヶ崎市は、東京駅から茅ヶ崎駅まで(JR東海道線)で丁度1時間の距離です。東京駅を出て小生が自宅に到着する頃には、飛行機は東京からお客様を乗せて大阪に着いているというのですから、その格差には驚かされますね。それだけでも危険度は高いということでしょうか。東海道本線だって日進月歩、速くなっているんですからね。
便利になればなるほど、ホンの些細なミスが命取りになってしまいそうです。
ご遺族の方々にはお悔やみの言葉も見つかりませんが、哀しみとの葛藤は人生を貫くことになるのでしょう。新聞記事を読みながら、墜落していく機内で愛するご家族へ宛てて書かれた『遺書』(結果的には)の文字の一つ一つを見詰めるにつけ、居たたまれない気持ちになりました。あの日から25年の歳月が流れているんですね。心からご冥福をお祈りします。
◎両親のお墓を長男一家(茨城県土浦市在住)が護ってくれています。明日からお盆です。妻と一緒に今日から長男宅に移動します。お盆のお務めを済ませて帰宅します。数日間のブログ休刊となります。ご了承願います。
歩禅とは、『安岡正篤 人生を拓く』(神渡良平 著 講談社+α新書)で拾った言霊です。千葉県で早朝ウォーキングを長年実践しておられる方の言葉として紹介されていました。沈思黙考の「坐禅」に呼応するものだそうです。ふと読み留まったのは我が愚脳にも大きな電撃が走ったからなのです。歩きながら自然界に身を委ね、自然界に畏敬の念を抱き、そして自然界に語りかけることのできる自分を見いだすこと。これを「歩禅」と利己的に理解しました。坐禅が苦手な私には「静かに座して己と語る」ことに替わるべく言葉として受容できる気になったのです。だから私には単なる言葉としてではなく、『言霊』(ことだま)となったのです。 平成16(2004)年10月20日 還暦に記す ~以降「散歩日記」を歩禅記として継続発信中~
自己紹介
- 角田明
- 1944年熊本県八代市生まれ。1968年から神奈川県内の高校、中学校の英語教員として勤務。1988年より神奈川県茅ヶ崎市で指導主事、教育研究所長、中学校教頭、指導課長、小学校校長、指導担当参事を務める。1996年8月ちがさき教育実践ゼミナール『響の会』(現・教育実践『響の会』))を開設し、教員の自主研修会として活動を主宰。 2001年に新設開校の茅ヶ崎市立緑が浜小学校・初代校長着任。 2004年3月退職後は「教育実践・響の会」会長として全国で講演活動中。『響の会』は茅ヶ崎市・浜松市・広島市・東京都立川市に開設。2006年9月より2011年8月まで、日本公文教育研究会子育て支援センター顧問として全国で指導助言に務める。著書に 『あせらない あわてない あきらめない』(教育出版)、『人は人によりて人になる』(MOKU出版)、『小学校英語活動教本JUNIOR COLUMBUS』(光村図書出版)がある。その他月刊誌等の執筆原稿や共同執筆書も多数あり。近刊は、2012年10月発行予定(『校長先生が困ったとき開く本』教育開発研究所)。
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