「仕事再開の初日」と言うとやっぱり大袈裟な表現になってしまう(笑)。
午後1時半からの講演開始。講演終了時刻は3時半。学校現場での講演や講義と違い「地域の皆さん」相手の講演はどうしても時間が押してしまう。今回は2回目の講座であったが予定は未定と考えることにしていた。終了時刻が延びると、その後の主催者・事務局との「反省と次回の打ち合わせ」の時間も延びてしまうのは当然である。決して、本会の運営に不平を述べているのではない。これが「世の習い」なのだと自己認識していることをご理解いただきたい。全てのスケジュールを終えたのが午後5時直前だった。
挨拶もそこそこに公民館(会場)の自転車置き場へ移動。
約束通り自転車に乗る前に妻に「これから帰る」との電話を済ませる。会場から自宅までは自転車で5分と掛からない。自宅について着替えを済ませて、妻を乗せて車を茅ヶ崎駅に向かって走らせる。市営駐車場に置いてJRに飛び乗る。既に5時半になろうとしていた。茅ヶ崎から約30分間で横浜駅に到着する。横浜駅で時計は既に午後6時を回っていた。
今夕の降車駅は横浜駅ではない。乗り換えて「関内駅」である。皮肉なことは、これも「世の常」だ。根岸線が遅延という。京浜東北線の上野駅で車輌トラブルという構内アナウンスが耳に飛び込んできた。「何だよ~!こんな時に!!」と凡庸な人間は「身勝手な言葉」を発してしまった。同伴者の妻が、「どうせ遅れついでですよ。もうゲームは始まってしまっているんだし」と冷めた意見を述べてくれる(笑)。
今日は数年に1回のプロ野球の観戦である。
教え子がご当地横浜で登板することは珍しい。プロ野球の試合日程は、身勝手な希望などが通じないのは十分承知である。だからこそ、滅多に見ることの出来ない雄姿を見る千載一遇の機会が昨夕だった。興奮した脳も妻の一言で「水入り」となり、遅れて到着した電車にぎゅーぎゅー詰めの状態で関内駅まで運んで貰った。
ゲームの見切りは、お目当ての教え子がマウンドから消えた瞬間である。出口が混雑するので早めのご帰還は、せっかち爺の通常リズムである。逆コースの帰路は電車の遅延もなく、すんなりと茅ヶ崎駅に到着できた。
ここで、余談は苦笑談。
横浜駅で到着した東海道線に乗り込んだ。1人分だけ席が空いていたので妻を座らせようと手招きをした。妻が座ろうとした瞬間、隣の席に座っていた青年が小生に向かって「どうぞ」と席を立った。「近いですから大丈夫ですよ。ありがとう」と応えたが立ってしまった青年には通じなかったようだ。「有難う御座います」と妻が言ってくれたので座ることにした。御礼を言って降りようとしたら降車駅は青年も茅ヶ崎駅でありました。帰路の車の中で運転しながら考えた。(久し振りの分刻みスケジュールで)『疲れた老人』に見えたのだろうか、と。ともあれ、最近は良く席を譲られる・・・・。そんな高齢者であることを自覚しなければならないらしい。「温かい敬老精神を持っていてくれる若い人たちに感謝することを忘れてはいけない」と自分に言い聞かせた夜となったので御座います。
写真版は、夕べの結果を報じた今朝のスポーツ紙です。「親バカ」ならぬ「教師バカ」の証です。苦笑しながらご覧願います。プロ野球選手としては超・高齢の教え子の活躍には、夕べも観戦どころか「感動をありがとう」という思いで見詰めていました。肩が凝りました。腰も痛いです(笑)。
0 件のコメント:
コメントを投稿