~「筑波山」に、おはよう!!~
この風景は、自宅から歩いて5分の所から撮ったものです。
朝陽が射して今日も暑くなりそうです。昨夜は孫に急かれて夏の夜空を眺めました。理科の教科書を見ながら「夏の大三角形」とやらの3つの星座を発見して童心に返った己に驚きました。今夜は満月だそうですね。夕べのお月様も綺麗でした。
苦手なことやモノがたくさんあるのですが、理科教材の「天体」はその一つです。
孫に急かれなければ敢えて、「あの星座は・・」なんてロマンチックな気分とは程遠い嫌気をたっぷり含んだまなざしで夜空を眺めることなどあり得ません(笑)。しかし、栗林を照らす月光の中から見上げる夜空のパノラマは何とも言えない夢の世界に思えました。やっぱり、ここは空気が澄んでいるのだろうか。妙に冷ややかな精神状態で、夜空の神秘に浸ったひと時でした。
早朝の4時半は、ひんやりと夜気が残っているのが爽快です。やっとこの地の生活にも慣れてきた証でしょうか。地名も何もわかりませんが、迷子にはならない程度の土地勘も身に着きました。行き当たりばったりで歩いて帰ってきました。昨日の半分しか歩数は有りませんでしたが、未知の地を歩くと不安な思いもあり、歩数より多く歩いたように錯覚するのも何となくわかるような気がします。
筑波山が朝日に照らされてとても立派に見える朝です。
歩禅とは、『安岡正篤 人生を拓く』(神渡良平 著 講談社+α新書)で拾った言霊です。千葉県で早朝ウォーキングを長年実践しておられる方の言葉として紹介されていました。沈思黙考の「坐禅」に呼応するものだそうです。ふと読み留まったのは我が愚脳にも大きな電撃が走ったからなのです。歩きながら自然界に身を委ね、自然界に畏敬の念を抱き、そして自然界に語りかけることのできる自分を見いだすこと。これを「歩禅」と利己的に理解しました。坐禅が苦手な私には「静かに座して己と語る」ことに替わるべく言葉として受容できる気になったのです。だから私には単なる言葉としてではなく、『言霊』(ことだま)となったのです。 平成16(2004)年10月20日 還暦に記す ~以降「散歩日記」を歩禅記として継続発信中~
自己紹介
- 角田明
- 1944年熊本県八代市生まれ。1968年から神奈川県内の高校、中学校の英語教員として勤務。1988年より神奈川県茅ヶ崎市で指導主事、教育研究所長、中学校教頭、指導課長、小学校校長、指導担当参事を務める。1996年8月ちがさき教育実践ゼミナール『響の会』(現・教育実践『響の会』))を開設し、教員の自主研修会として活動を主宰。 2001年に新設開校の茅ヶ崎市立緑が浜小学校・初代校長着任。 2004年3月退職後は「教育実践・響の会」会長として全国で講演活動中。『響の会』は茅ヶ崎市・浜松市・広島市・東京都立川市に開設。2006年9月より2011年8月まで、日本公文教育研究会子育て支援センター顧問として全国で指導助言に務める。著書に 『あせらない あわてない あきらめない』(教育出版)、『人は人によりて人になる』(MOKU出版)、『小学校英語活動教本JUNIOR COLUMBUS』(光村図書出版)がある。その他月刊誌等の執筆原稿や共同執筆書も多数あり。近刊は、2012年10月発行予定(『校長先生が困ったとき開く本』教育開発研究所)。
0 件のコメント:
コメントを投稿