秋の七草って何??矢継ぎ早に質問する孫に向かって説明している口調に苦笑いをしている老妻。言おうとしていることは察知している(笑)。「先生みたい!」と言いたいのだろうが否定はすまい。早朝からTV観戦の母屋も離れも歓声は同時に起こる。
◎◎ジャパンというスポーツの代名詞のネーミングには日ごろから不服を感じている。
監督という大役を請けられた人物の固有名詞を「頭文字」に着けることに不満があった。ほとんど意識していなかった女子サッカーチーム名が『なでしこジャパン』と表現されている。大和撫子に由来しているのだろうか?程度の着想しかない小生にとっては、単に著名な人物の固有名詞を頭文字に使用されていないだけで好感度は高かったことは事実である。
「国家意識」の低さを痛感する度に固有名詞で鼓舞する国民意識に反発さえ感じたものだった。日本という国を代表する団体や個人の技術や技能競技の選手を私物化してはいけない。私物化されなければ、その分だけ、誇りと責任を重んじる個や団体が存在すると確信するからである。国の代表であるからこそ「国旗」を背負う(ユニフォーム等に装着)のであれば、自国を誇り立派に戦う闘志も倍増するはずである。
爽やかな笑顔と、国家意識を抱いたフィールド内のイレブンが走り回る姿に、日本独特のネーミングは更に、その語感から来る爽やかさと好感度を増すことになった。フェアプレー賞という団体賞を受賞したようだ。この賞こそが、まさに「誇れる日本」の武士道にも通じる名誉な勲章ではないか。場内でのコールに、思わず拍手をしてしまった。個人のMVP賞も、当然ながら素晴らしい。チームの金メダルも心から祝福したい。しかし、日本人が最も大事にしている文化にフィットするフェアープレー賞は何よりも『なでしこジャパン』を説明するに相応しい賞であると自己満足感に浸ってしまった。
お祖父ちゃん、『なでしこ』ってなぁに?と問われて、少々難しかったが次の短歌を紹介した。
秋の野に咲きたる花を指折りかき数ふれば七種の花・・・・。ハギ・キキョウ・クズ・フジバカマ・オミナエシ・オバナ・ナデシコ と読み上げたら最後に登場した「なでしこ」がやっぱり印象に残ったらしい。秋の七草も春の七草も、現世では存在価値など全くない。しかし、今朝は世界中に「秋の七草」の一種である『撫子』(写真)が轟き渡ったではないか。
誇れる日本を、改めて痛感し大活躍した選手の皆さんに敬意を表したい。
今日は早朝歩禅も止めて応援した。復活した早朝歩禅も3日間続いただけである。いつもの「三日坊主」となってしまった。しかし、素直でないこの老脳には、「三日坊主」をマイナスで評価することなく、それを繰り返して続ければ良いではないか!!との開き直り哲学が目を開いた朝でもある。
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