2012/11/10

「年の瀬」の前哨戦

~『喪中』の葉書が届き始める~

我が家の義父母は同年齢(92歳)で、同一年に他界した。米寿のお祝いは義母には慶びは通じなかったが、義父には十分理解してもらったと意識している。義母が8月に、義父は11月に逝ったので年忌供養も一緒に出来る。僧侶が、娘である我が妻に向かって、「あなたのご両親は娘孝行ですよ」と言われた。耳慣れない表現に唖然としてしまったが、日が過ぎる度にその言葉の意味を噛み締めている。親孝行は耳に慣れているが「娘孝行」とは聞いたのが無かった。読者諸兄は如何であろうか。新年が来ると、その「娘孝行の義父母」の7回忌である。

今日は11月も10日になっている。

手元に、今年も数通の「喪中の葉書」が届いている。もう、そんな時期になった?年の瀬の風物詩の一つであると小生は考えている。夏は「暑中見舞い」の葉書を入れ、この時期になると「喪中」を知らせていただく葉書と入れ替える特製の「葉書入れ」(マグネット付き)を冷蔵庫の横に装着している。

一通ずつ読みながら文面からご存命の頃から親しくして頂いた友人や知人(卒業生も含む)の縁者の尊顔が浮かんでくる場合もある。そんな喪中の葉書を受け取ると、やっぱり哀しくなる。ご冥福を祈るばかりである。

今日は浜松に出講する。年に2~3回の講座に10年以上も通い続けている。共に頑張ってくれている同業者(浜松市内の小学校教員)から「母親の介護」に苦労をしている旨のメールが届いた。90歳を超える高齢者になられたそうだ。以前、ご自宅に招かれた折にお会いしている。息子思いの素敵なお母様のご自身の苦悩を考えると心も痛む。後輩同僚には「息子だよ、親孝行しろよ」と言いつつ、親不孝だった自己反省は拭うことは出来ない。
今年も、年賀葉書も売り出された。若い時代には「面倒だ」と嘯いた日々もあったが、お世話になってご無沙汰の諸先輩に感謝の意を添えて今年も年賀状を書くことにしましょうか、ね。

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自己紹介

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1944年熊本県八代市生まれ。1968年から神奈川県内の高校、中学校の英語教員として勤務。1988年より神奈川県茅ヶ崎市で指導主事、教育研究所長、中学校教頭、指導課長、小学校校長、指導担当参事を務める。1996年8月ちがさき教育実践ゼミナール『響の会』(現・教育実践『響の会』))を開設し、教員の自主研修会として活動を主宰。 2001年に新設開校の茅ヶ崎市立緑が浜小学校・初代校長着任。 2004年3月退職後は「教育実践・響の会」会長として全国で講演活動中。『響の会』は茅ヶ崎市・浜松市・広島市・東京都立川市に開設。2006年9月より2011年8月まで、日本公文教育研究会子育て支援センター顧問として全国で指導助言に務める。著書に 『あせらない あわてない あきらめない』(教育出版)、『人は人によりて人になる』(MOKU出版)、『小学校英語活動教本JUNIOR COLUMBUS』(光村図書出版)がある。その他月刊誌等の執筆原稿や共同執筆書も多数あり。近刊は、2012年10月発行予定(『校長先生が困ったとき開く本』教育開発研究所)。

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