~『プサルタリー』の音色に魅かれて~
妻の叔母から招待状が届いていた。
1年ばかり前に77歳で叔父が他界した。叔父は妻の母の実弟である。九州生まれの叔父が30年前から茨城県取手市に住んでいた。取手のマンションには何回も訪問していた。そして、取手市に隣接する土浦市に我々が引っ越して来た。車で30分で行き来が出来る距離に住むことになった。姪の転居を心から喜んだ叔父も、転居して半年後に他界した。母親の実弟は高校時代の多くの時間を妻の実家で過ごすほどだったそうだ。小学1年生だった妻には一番身近な叔父として可愛がってもらって育ったようだ。「ご縁」とはこんなことなのだろうか?遠く故郷を離れた叔父と姪が至近距離で生活する。叔父の葬儀には、小生も共にフルに出席できた。
10年近く病床にあった叔父に献身的な看護に明け暮れた叔母の姿を妻はハッキリと見届けている。その死後、(義理の)叔母の体調を妻は心配していた。ところが、叔父が挑戦していた楽器演奏に叔母が挑んでいるという情報を得た妻は心から喜んだ。その叔母から「初めての演奏会」の案内が届いたのだ。
下の二人の孫の守りが依頼された日だったので、二人を連れて4人でコンサート会場に臨んだ。当然ながら楽器の合同演奏を聴くのは初めてだった。二人の孫もびっくりしたのか、休憩時間に「楽器の普及活動」として弾かせてもらってご機嫌だった。珍しい形をしている楽器なので観客の皆さんも異口同音に「初めて・・・」と言葉が飛び交っていた。
帰宅したのが5時近かった。爺婆の「孫守り」の大任も無事に果たせた日曜日になりました。プサルタリーの癒しの音色を思い出して床に就くことが出来ました(謝)。
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