♪ 人生楽ありゃ苦もあるさ ♪
歌詞とメロディでお馴染みの映画やTVドラマとして有名な時代劇『水戸黄門』のご当地に転居して1年半が過ぎている。去る23日(金)、長女宅(千葉県佐倉市)に向かう2時間の運転中に休憩も兼ねて途中でコンビニに立ち寄った。同行した5歳の孫が「おじいちゃん、助さんと格さんがあるよ」と単行本を指さした。表紙の絵を見たからであろう。コンビニと単行本の組み合わせがピンと来なかったがその本を何気なく手に取ってみた。孫が口ずさむ、聴き慣れていたメロディにつられて購入してしまった。
運転手だったので読むことは出来なかったが、長女宅に着いて子守りをする手筈が外れて(勝手に孫同士が遊び始めて)、手持無沙汰になった爺は、コンビニで買った単行本を思い出して取り出した。小生の読み癖は、「読みたくなるような目次」が目に入ったらそこから読み始めるのである。「水戸黄門」の助さん・格さんは実在した?の歴史問答の文字が最初に目に飛び込んできた。
その後は、孫たちの遊びの喧騒は老脳が拒否してくれたのか、次々と異なる目次をめくり返しながら読んでいる内に2時間余りの時空を飛び越えていた。「お祖父ちゃん、そんなに面白いの?」と、5年生の娘孫の声で読書は遮断され喧騒の中に引き摺り込まれてしまった。
水戸納豆の由来も、平将門の乱も徳川御三家「水戸藩」の歴史上のことも上辺の「知識」だけは保有していたが、『あなたの知らない茨城県の歴史』(洋泉社)のタイトル通りに「知らない」事象の多さに圧倒されて読破してしまった(笑)。
Q:70 「研究学園都市」が筑波にできたのはなぜ?
その答えを読みながら、38歳の生意気な一人の中学校英語教員が変身した「あなたの知らない角田明の歴史」が、その研究学園都市にあったことに感動した。当地(土浦市・土浦駅)で下車して国立教育会館・筑波分館(=当時の名称)行きのバスに乗り込んだ頃までは反抗的な思考回路の中に棲んでいたことも、今では素直に反省することが出来る。なぜならば、当館での(1か月の)研修期間内で「激変して」生徒の前に戻ることが出来たからである。その後の教員人生はこの地での研修を語らずして表現が出来ないのである。「歴史」の追究はやっぱり侮れない。
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