~50年前を懐古して~
午後6時半からの「しごと」のために今日は午後から出勤です。当地から東京まで90分、東京から目的地まで90分のミニトリップを予定しています。出向先は神奈川県小田原市です。新幹線口の待合指定場所に午後5時半に到着することで日程が始まります。
小田原駅も50年間を経てその変化は筆舌し難いモノがあります。
高校を卒業したばかりの18歳の青年が、九州からボストンバック1つで上京して25時間も掛かって乗って来た急行列車から降りた「駅」が小田原駅なのです。大学を卒業した23歳の青年が、社会人としての「第一歩」を踏み出したのも、同じく小田原市でした。
茅ヶ崎市に住んでいた48年間は、新幹線の乗降駅は小田原駅でした。繁忙な時期は毎日のように小田原駅を利用していました。頻繁な活用には鈍感性が生まれます。だから懐古の思いなど皆無となってしまっていました。
ところが、今日は一昨年に転居した茨城県から「小田原駅」に向かうのです。1時間も掛からなかった所から、今日は3時間も掛けて「小田原駅」に向かうのです。転居してからは一度も「小田原駅」での乗降はしていません。東京駅から利用する往復の新幹線は「小田原駅」を通過しています。
そんなセンチメンタルな思いを抱いて「里帰り」となります。
出向先の地名を聞いても、学校名を聞いても「わかる」ほど忘れ得ぬ当地なのです。保護者を対象にした講座に出向です。小田原の高校で教えた生徒は、もうこの学校に通う生徒の「お祖母ちゃん」だそうです。学校から配られたチラシ(案内版)を見て反応がありました。
やっぱり、あの時代は懐古の世界になってしまっても仕方が無いですかね。
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