2011/08/27

三日見ぬ間の桜かな??



 ~庭先の「栗の実」が、もうこんなに・・・~


 桜は三日間も観ないでいると散ってしまう、と言うそうですよね。ご存じでしょ?


 転居先の周囲が栗林に囲まれていることは、当ブログでもご紹介してありますが、21日のブログで紹介した時点ではまだ青々とした棘に包まれてゆったりと枝に付いていた栗が、昨日の午後、孫に言われて驚きました。たった5日間でもう・・・、と自然の力の偉大さを知りました。


 孫との会話。


 「お祖父ちゃん、栗拾いにはいつ行くの」「お祖父ちゃんはわからん。お父さんかお母さんに聞いてみたら」「栗って、拾うんだ?」「そうだよ、いつも境内に長靴はいて拾いに行くよ」・・・・・・・。他愛のない祖父と孫息子の会話から何かお気づきになりませんか?


 林檎・梨・桃・蜜柑・苺・葡萄・・・・は、りんご狩り/なし狩り/もも狩り/みかん狩り/いちご狩り/ぶどう狩りと、『果物+狩り』と表現されるのが自然のようですね。ところが栗は?くり狩りとは聞いたことが無いですよね。皆さんはどうでしょうか?孫は当地で生まれ育っていて、嫁の実家の栗林に「拾い」に毎年連れて行ってもらっているようです。自然のままに「くり拾い」として言語が成立しています。


 写真は一枚は枝についたまま破裂して実だけで落ちてしまったのでしょうか。もう一枚は3個の実を育んだまま棘ごと枝から離れて地面に落ちたようです。つまり、熟した栗の実は自然の落下で地面に居場所を替えて「収穫されるのを待つ」、つまり「拾ってもらう」のが次の活躍のステージになるというわけのようです。熟した実が「落下する前」に「刈り取られる(狩り)」のですから、「りんご狩り」等の言語表現で成立したのでしょうね。


 そうか!もう「狩り」のシーズン、つまり収穫・刈り取り・取り入れの季節が到来したのです。


 あの酷暑はどこへ?いやいや、未だ残暑は襲来するよ、恐れながら的中しないことを祈りつつ呟くだけの朝です。昨今は、日本列島「豪雨・洪水」警報の連打です。自然界の猛威は、地震・津波だけの主役を許してはいないようです。驚異的な仕打ちに対応すべく、自然界と共生して来なかったツケを返すためには大きな難題に立ち向かうしか無いのでしょうか?自然界の威力には勝てません!!


 今日は有名な「隅田川の花火大会」のようです。


 自然界の歓迎を受けなければ「文明の華」と豪語する「花火」もその雄姿を見せつけることもできないのです。そう、考えてみれば「人間界の力」なんて風前のともしびですよね。お互いに気を付けましょう。

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自己紹介

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1944年熊本県八代市生まれ。1968年から神奈川県内の高校、中学校の英語教員として勤務。1988年より神奈川県茅ヶ崎市で指導主事、教育研究所長、中学校教頭、指導課長、小学校校長、指導担当参事を務める。1996年8月ちがさき教育実践ゼミナール『響の会』(現・教育実践『響の会』))を開設し、教員の自主研修会として活動を主宰。 2001年に新設開校の茅ヶ崎市立緑が浜小学校・初代校長着任。 2004年3月退職後は「教育実践・響の会」会長として全国で講演活動中。『響の会』は茅ヶ崎市・浜松市・広島市・東京都立川市に開設。2006年9月より2011年8月まで、日本公文教育研究会子育て支援センター顧問として全国で指導助言に務める。著書に 『あせらない あわてない あきらめない』(教育出版)、『人は人によりて人になる』(MOKU出版)、『小学校英語活動教本JUNIOR COLUMBUS』(光村図書出版)がある。その他月刊誌等の執筆原稿や共同執筆書も多数あり。近刊は、2012年10月発行予定(『校長先生が困ったとき開く本』教育開発研究所)。

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