~実物の「ブルーベリー」を見詰めて~
驚きと感動?
なんて言ったら読者諸兄に軽蔑されそうであるが、事実であるから仕方がない。
勤務先から帰ってきた嫁が「ブルーベリー、好きですか?」と、職場で戴いたのでお裾分けだと言いながら老妻に手渡した。テレビのコマーシャルでは知っていた名前であるが実物を目にしたのは初めてだったので、思わず「本物かい?」と失言をしてしまった。それが数週間前の出来事。
嫁の説明によると、数年前からこの地(霞ケ浦周辺)では沢山生産されていて将来の「特産品」とする勢いだと言うではないか。
偶然ながら幸運に恵まれたのが我が次女。突如の眼病に悩まされているとの情報を横浜に住む次女から受けて悩んでいた老妻は「渡りに船」とばかりに調達に奔走した。そして手に入れて、横浜に早速、送った。喜びの電話も入った。その後の報告では良好な状態に戻りそうだと言う。
ところで小生。失言はどこへやら??(笑)早速、小生も老妻にブルーベリージュースを所望した。作ってくれたジュースを試飲した。実に美味であり、眼に張りが戻ってきそうな気分になってしまった。病は気から??、を実証している自分が可笑しくなった。
実は、小生は少年時代に通い続けたのが眼科医であった。きょうだいでメガネを使用しているのは小生だけであり眼精疲労は持病のようなモノである。感謝の気持ちで今朝も飲ませてもらっている。
昨夕、再び農協直営販売店に歩禅かたがた出向いた。
目的はブルーベリーの購入である。今日はこれから取手市に住む(妻の)叔父の入院先を見舞う予定である。その叔父もブルーベリーを届ければ喜ぶはずである。眼病の有無は不明だが、かなり強い度の禁止であることは事実である。直売所に入って仰天。新鮮なブルーベリーがパック詰めされ、山積みされているではないか。老妻の判断では「超・安価」らしい。大量に買い込む老妻を不思議そうに見詰める店員さんの表情が面白かった。
珍しい、と言うより安価で購入できる嬉しさが老妻の顔に現れていたのだろう。
読者の皆さんで欲しい方はいらっしゃいますか?余計なお節介を焼いてしまいました!(反省)
歩禅とは、『安岡正篤 人生を拓く』(神渡良平 著 講談社+α新書)で拾った言霊です。千葉県で早朝ウォーキングを長年実践しておられる方の言葉として紹介されていました。沈思黙考の「坐禅」に呼応するものだそうです。ふと読み留まったのは我が愚脳にも大きな電撃が走ったからなのです。歩きながら自然界に身を委ね、自然界に畏敬の念を抱き、そして自然界に語りかけることのできる自分を見いだすこと。これを「歩禅」と利己的に理解しました。坐禅が苦手な私には「静かに座して己と語る」ことに替わるべく言葉として受容できる気になったのです。だから私には単なる言葉としてではなく、『言霊』(ことだま)となったのです。 平成16(2004)年10月20日 還暦に記す ~以降「散歩日記」を歩禅記として継続発信中~
自己紹介
- 角田明
- 1944年熊本県八代市生まれ。1968年から神奈川県内の高校、中学校の英語教員として勤務。1988年より神奈川県茅ヶ崎市で指導主事、教育研究所長、中学校教頭、指導課長、小学校校長、指導担当参事を務める。1996年8月ちがさき教育実践ゼミナール『響の会』(現・教育実践『響の会』))を開設し、教員の自主研修会として活動を主宰。 2001年に新設開校の茅ヶ崎市立緑が浜小学校・初代校長着任。 2004年3月退職後は「教育実践・響の会」会長として全国で講演活動中。『響の会』は茅ヶ崎市・浜松市・広島市・東京都立川市に開設。2006年9月より2011年8月まで、日本公文教育研究会子育て支援センター顧問として全国で指導助言に務める。著書に 『あせらない あわてない あきらめない』(教育出版)、『人は人によりて人になる』(MOKU出版)、『小学校英語活動教本JUNIOR COLUMBUS』(光村図書出版)がある。その他月刊誌等の執筆原稿や共同執筆書も多数あり。近刊は、2012年10月発行予定(『校長先生が困ったとき開く本』教育開発研究所)。
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