昨日は横浜への出講日だった。
長男が孫二人を連れて隣接するつくば市まで行くと言う。老妻を誘っている。夫が出講日なので同行できないと言っているのが聞こえた。「そんな馬鹿な!」と対話の中に入り込んで老妻が同行できるように予定を変えた。同乗して土浦駅まで送って貰って早めの横浜行きにしたのである。
東京の大型書店で「本の探し物」があったのでその時間が欲しかったのである。お陰様で約1時間早く上野駅に到着できた。2冊の著書名もメモしていたので広い書店内を楽しく遊歩した。勝手の違う本屋さんでは本を探すのも一苦労する。単行本なのでサイズが小さい分大量の本が並べられているので探しづらいのである。
本の中に埋まるようにわが身を置いているのは堪らない程気分が良い。
家人には、「本屋に置いておけば泣かずに遊んでいる」と評価されているのは、それまでの実績があるからだろう(笑)。趣味とも理解されているようだ。時間に制約のある今回の「本探し」は、いつものように悠長さはない。少々焦りながら店内をうろつく老人は、店員さん達にはどんな風に映っているのだろうか?
都会の店員業務には顧客の様子を観察する時間は無い。いや、そこが堪らなく嬉しい。1冊目を発見するまで30分も掛かってしまった。諦めかけてレジに進むと2冊目が見つかった。
時計を見ながら会計を済ませて、ラーメン屋に立ち寄って昼食を済ませて横浜へ向かって京浜東北線に飛び乗った。所要時間45分間の快速電車の「旅の伴」は購入した2冊の本であった。若干の期待外れを感じると飛ばし読みになる。読み終えた頃、目的地の桜木町駅に着いた。
『本探し』の時間は、やっぱり我が人生の快楽のひと時である。
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