2013/06/04

こんなにきれいな花が咲いてくれました!



 夏菊も順調に生育しているようです。

 老妻の細やかな望みは、「自家栽培の花を仏壇に」だそうです。転居して巡り合えた『猫の額』ほどのスペースに野菜や花を植えています。通りがかった農家の人に間隔が狭すぎる、と言われた老妻は途方に暮れました(笑)。折角育ったトマトの苗を植え替えたら枯れてしまいそうだとの悩みでした。

 アドバイスを無視するわけにもいかず、植え替えて狭いスペースにこんなに間を作ったら他には何も植えられない!老妻だけでなくともそんな思いでした。しかし、枯れるどころか立派に成長して黄色い花が着きました。

 キュウリも長男が持って来てくれた苗を植えつけ、これも採り入れが楽しみに思えるほどの成長ぶりです。早朝歩禅から帰宅して(5:30ごろ)から『猫の額』は人口密度が高くなります。老夫婦が入り込むからです。

 見事に咲いた花を切って、仏壇に供える老妻の足取りも軽いようです。嫁が植えたマーガレットの花も貰って飾っていましたが、もう盛りは過ぎたようです。知人の勧めで植えた夏菊がお盆のころには咲いてくれそうな気配を感じています。

 植栽と教育とは似ても似つかぬモノだと考えていました。

 しかし、何かが似ています。それは「手を掛ける」ことを怠ったらその分だけの生育や成果は期待できないという事です。偉そうなことを言う気持ちは毛頭ありません。肥料もその種類によって異なることを隣人に教わりました。1袋だけ買って来ていた肥料と名の付くモノを全種類に施していると言うと農家人に笑われました。

 肥料の種類が違うことも水やりの時間帯も教わりました。聞くコト全てが未知の世界でしたが納得する事ばかりです。昨年立派に栄えてくれた「琉球朝顔」が、6~7本の芽を出して来ました。霜害とやらで今年は諦めていましたが、芽が出たのに気付いて良く視ると次の芽も出ていて、日に日に大きくなってくれます。

 朝の労働(笑)の後、朝食を摂ります。ダイニングの窓の下には蔓インゲンが、隣人から貰った竹竿にしがみついてもう届かない所まで伸びているのが見えます。教員生活では感じることの無かった「緩やかな成長」「きめ細かな作業」「適した肥料」「最適な水やり」等々に、何か新鮮な教育をされているような気分です。野菜や花の成長への感動を副食にすると朝食が美味しくなります。

 そんな時期に、当方の繁忙期がやって来ました。

 今日は繁忙期開始を証明する県外への初めての遠隔地への出講日です。もうすぐ10年にもなる高知通いに本日出発です。高知の先生方が待ってくれているので喜んで出かけることにしましょう。

 猫の額の農作業(笑)は老妻に一任しての出発です。

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自己紹介

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1944年熊本県八代市生まれ。1968年から神奈川県内の高校、中学校の英語教員として勤務。1988年より神奈川県茅ヶ崎市で指導主事、教育研究所長、中学校教頭、指導課長、小学校校長、指導担当参事を務める。1996年8月ちがさき教育実践ゼミナール『響の会』(現・教育実践『響の会』))を開設し、教員の自主研修会として活動を主宰。 2001年に新設開校の茅ヶ崎市立緑が浜小学校・初代校長着任。 2004年3月退職後は「教育実践・響の会」会長として全国で講演活動中。『響の会』は茅ヶ崎市・浜松市・広島市・東京都立川市に開設。2006年9月より2011年8月まで、日本公文教育研究会子育て支援センター顧問として全国で指導助言に務める。著書に 『あせらない あわてない あきらめない』(教育出版)、『人は人によりて人になる』(MOKU出版)、『小学校英語活動教本JUNIOR COLUMBUS』(光村図書出版)がある。その他月刊誌等の執筆原稿や共同執筆書も多数あり。近刊は、2012年10月発行予定(『校長先生が困ったとき開く本』教育開発研究所)。

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