~大震災の1か月前~
いけませんねぇ~、すっかり忘れてしまっていました。
昨日、転送のメール便で新居に資料が届いた。発行先がわかるので記憶は自然にその時点に戻っていきます。しかし、今年の2月に参加したフォーラムの事業レポートを読み返しながらも、まさに忘却の彼方に消え去ったような自らの症状に啞然としています。
未曾有の大震災が、このフォーラムの1か月後に起きています。この衝撃で心身ともに「何かが狂ってしまう」状態に陥ったことをこのレポートでも気づかされてしまいました。遠隔地に住む後輩教員を呼びつけて強制参加させるほど力んで参加した筈なのに、昨日の時点まで一度も思い出すことすらなかったのです。
ところで、「記憶を弄る」きっかけとなったレポートの受領で、本格的な記憶が蘇ってきたのが不思議な心情です。基調講演の講師とは行政勤務時代からの交際があり、当時は助教授という肩書の時代からですから、相応の月日の接触もあります。大いに期待している教授でもあるのでその後の実践と研究を見極めたく参加したのです。講演も十分な満足を得るモノでありましたが、実践発表をされた学校・団体の内容が素晴らしく久しぶりに「感動と賞讃」を禁じ得ない貴重な時間となったことがはっきり脳裏に回復してきました。
老脳が為せる禍。
それは、容易に忘れてしまう業である。それを実感するから哀しいではないか。それが度重なると落ち込んでしまうから始末悪い。しかし、昨日は違った。すっかり忘れてしまったと嘆いた直後に、このレポートの実践記録が記憶を回復させてくれたのである。嬉しいではないか。
やっぱり「記録する」ことは、それが些細なことでも「メモとして」でも殴り書きをしておくことの重要性を日常生活の中で実感すべきであると実感いたしました(笑)。
ひょっとしたら、まだ老け込んではいないんじゃないの?!と歯を磨きながら鏡の自分に問いかけてみると、「そうだよ!」と応えが戻ってきました(笑)。
こんな勝手な思い込みで今日の任務のために出向の準備に拍車がかかる能天気な小生の一日が始まりました。行って来ます!
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