2013/09/04

「めまい・立ちくらみ」ってこんなにも辛いモノなんだ!!


 人生70年近くも生きていながら、自らの実体験が無いことって多くあるのでしょうね。つまり、「知らない出来事」の分類になるのでしょうか?運動部の指導をしていた日々に選手が貧血症状で倒れたり、めまいがするので休みたいと申し出ることは大変多くありました。指導者心得には顕在でした。

 しかし、ここ数日間の体調不良には少々落ち込んでしまいました。

 病院に行ったら医者は病名を付けてくれる。その病名に準じる処方箋で投薬になる。そして、3日間ほど飲めばこの程度のめまいなど簡単に治るだろう。十分に理解はしているが、その道を選ぼうとしない小生は、勝手にここ3日間、「めまい」ってこんなに辛いモンなんだ、と自覚症状から学んでしまいました。

 熱中症の症状だろうとの周囲の意見がまとまりました。今夏の多くの人が担ぎ込まれたニュースを他人事のページに保存していた自らの健康管理に責任を感じてしまいました。

 そんな経験を味わったことも無い小生は不幸者だったのでしょうね。布団から頭を起こすことがこんなにも辛いものだとは信じられない。意気地が無いから?と自問しながらも起き上がれない自分に無性に腹が立ちました()

 立ちくらみを和らげるために四つん這いになって歩くことの対処法も会得しました。介護していた日々に、両親が歩くより這って移動するのが速かった光景を思い出しました。「四つん這い」移動には聊かの抵抗感もありましたが、「背に腹はか代えられず」に至近距離にあるトイレまで頑張りました。理に叶った昔流の処方でしょうが、急場は凌げました。

梅干をご飯に炊きこんだ朝食の美味しいこと。梅干を入れて飲むお茶の美味しいこと。医療や薬が十分でなかった時代の「知恵」の大きさをしみじみと感じ入ってしまいました。

 静かに横になって目に入る景色は天井です。こんなに見詰めたこともありません。飛び起きて歩き出したい気持ちがあるのに思うに任せない。数日前は、何でもないように3時半には飛び起きていました。「数日前の自分」とのギャップに驚きました。

 梅干療法で胃袋にも力が付いて来ました。

 明日の朝の『歩禅記』で近況の報告をしようと考えていましたが、早朝の起床に少々自信を欠かしているので、夕暮れにパソコンに向かいました。ご心配のメールを沢山頂戴しました。恐縮至極に感じています。熱中症とやらを無視した訳ではありませんが、結果的には全国の皆さんにご心配をお掛けしたことになりましたことを深くお詫び申し上げます。





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自己紹介

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1944年熊本県八代市生まれ。1968年から神奈川県内の高校、中学校の英語教員として勤務。1988年より神奈川県茅ヶ崎市で指導主事、教育研究所長、中学校教頭、指導課長、小学校校長、指導担当参事を務める。1996年8月ちがさき教育実践ゼミナール『響の会』(現・教育実践『響の会』))を開設し、教員の自主研修会として活動を主宰。 2001年に新設開校の茅ヶ崎市立緑が浜小学校・初代校長着任。 2004年3月退職後は「教育実践・響の会」会長として全国で講演活動中。『響の会』は茅ヶ崎市・浜松市・広島市・東京都立川市に開設。2006年9月より2011年8月まで、日本公文教育研究会子育て支援センター顧問として全国で指導助言に務める。著書に 『あせらない あわてない あきらめない』(教育出版)、『人は人によりて人になる』(MOKU出版)、『小学校英語活動教本JUNIOR COLUMBUS』(光村図書出版)がある。その他月刊誌等の執筆原稿や共同執筆書も多数あり。近刊は、2012年10月発行予定(『校長先生が困ったとき開く本』教育開発研究所)。

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