2013/09/01

「ふるさとのはなしをしよう」という歌をご存知ですか?



砂山に さわぐ潮風 / かつお舟 はいる浜辺に / 夕焼けが 海をいろどる
きみの知らない ぼくのふるさと / ふるさとの はなしをしよう
今頃は 丘の畑に / 桃の実が 赤くなるころ / 遠い日の 夢の数々
ぼくは知りたい きみのふるさと / ふるさとの はなしをしよう
 

 昨夕は、我が「ミニ老人ホーム」(=俗称?)に転居して初めての来客がありました。急に決まったお話でした。来客は、孫の友人のお父さんです。孫同士の交遊があり、孫が友人宅に泊めていただいたようでした。先方も拙宅に来て泊まって行ったとの情報も知りました。

何気ない会話の中でその子の父親の故郷が小生夫婦と同郷であることがわかりました。夏祭りの会場で孫たちの群れの中に若い両親も居ました。紹介され挨拶を交わしていると「お盆には息子と一緒に熊本まで帰って来ます」との情報を得ました。父親の十三回忌になる来年は家族全員で帰省するとの話も聴きました。

 そして、お盆の帰省土産に故郷の香りが届けられました。

 故郷は九州・熊本です。

関西や中京、あるいは横浜や東京までなら就職先として選択しますが、東京を超えて、ここ茨城県に九州地方から就職する例は今までにあまり聞いたことがありません。故郷つながりの稀有な出会いになったようです。

 孫の友人の父親は小生の長男より1歳年上だと判明しました。我が子達の年代です。帰り際に妻が「余り物ですが持って帰ってくれますか?」と声を掛けると、「故郷のおふくろが、そんなセリフをよく発していました」と笑顔で言いながら「有り難うございます。遠慮なくいただきます」と言葉を結んで貰って帰って行きました。

 お盆の帰省で会って来たばかりの熊本のお母さんを思い出したことでしょう。故郷の話に花が咲いて楽しい時間を過ごすことができました。

冒頭に紹介した歌詞は40年以上も前に口ずさんだ流行歌の一節です。この歌を聴く度に遠い故郷を偲んだものでした。
 
 
 
 
 

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自己紹介

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1944年熊本県八代市生まれ。1968年から神奈川県内の高校、中学校の英語教員として勤務。1988年より神奈川県茅ヶ崎市で指導主事、教育研究所長、中学校教頭、指導課長、小学校校長、指導担当参事を務める。1996年8月ちがさき教育実践ゼミナール『響の会』(現・教育実践『響の会』))を開設し、教員の自主研修会として活動を主宰。 2001年に新設開校の茅ヶ崎市立緑が浜小学校・初代校長着任。 2004年3月退職後は「教育実践・響の会」会長として全国で講演活動中。『響の会』は茅ヶ崎市・浜松市・広島市・東京都立川市に開設。2006年9月より2011年8月まで、日本公文教育研究会子育て支援センター顧問として全国で指導助言に務める。著書に 『あせらない あわてない あきらめない』(教育出版)、『人は人によりて人になる』(MOKU出版)、『小学校英語活動教本JUNIOR COLUMBUS』(光村図書出版)がある。その他月刊誌等の執筆原稿や共同執筆書も多数あり。近刊は、2012年10月発行予定(『校長先生が困ったとき開く本』教育開発研究所)。

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