2013/11/12

84歳のおばあちゃんの予言(?)が大当たり!


 昨日の午後、近所の農家のおばあちゃんが庭先に自転車を止められました。

 丁度、庭先を見た瞬間に視野に入った光景でした。80歳を数年だけ過ぎていると笑い飛ばしているおばあちゃんです。膝痛が酷くて歩けないらしく自転車に乗って近場を巡回されるようです。庭先から離れの我が家までは2~3段の段差があるので自転車を止めて一呼吸を入れておられたのです。自転車の籠には、採りたての野菜が満載でした。我が家に届けて頂いていることぐらいは百も承知ですが、玄関を開けて自ら受け取りに出るのも憚られていたのです。

 台所にいる老妻に、「おばあちゃんが庭先で佇んでおられるよ!」と声をかけると直ぐに玄関を出て行ってくれました。土地訛りで、しかも大きな声で話しかけられると周囲がパぁ~っと明るくなります。老妻の笑い声も聞こえます。

 里芋と葉物野菜をたくさんいただいたらしく「運ぶように」、と老妻から声がかかり外に出ました。こちらに向かって、屈託のないお声で、「明朝辺りは初霜が降りるかもしれないよ」との予言でした。

 嫁の実家からも沢山の野菜が届きました。

 茅ヶ崎での生活では考えられない程の「野菜天国」に恵まれ、老妻が本格的な漬物までするようになりました。野菜の高値をメディア情報で知っています。豊富な、しかも新鮮な野菜をふんだんに食べられる至福の時間が流れています。

 今朝は4時に起床しました。

 「冷え込み方が、今朝は・・・・」と独り言を言いながらトイレに立ちました。台所から老妻の声が飛んできました。「おばあちゃんの言われたとおり(=予言?)に、霜が降りてますよ」と。長い人生を田畑と共に生きて来られた「おばあちゃんの眼」は確かでした。感心ついでに(笑)、「今年は夏の熱かった分だけ、冬の冷え込みも酷いぞ」と捨て台詞(?)を吐いて自転車を押しながら帰って行かれました。後ろ姿を見送りながら、素直に「予言」として承る心境の朝です。

 皆さんのお住まいではいかがでしょうか?
 
 
 
 
 

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自己紹介

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1944年熊本県八代市生まれ。1968年から神奈川県内の高校、中学校の英語教員として勤務。1988年より神奈川県茅ヶ崎市で指導主事、教育研究所長、中学校教頭、指導課長、小学校校長、指導担当参事を務める。1996年8月ちがさき教育実践ゼミナール『響の会』(現・教育実践『響の会』))を開設し、教員の自主研修会として活動を主宰。 2001年に新設開校の茅ヶ崎市立緑が浜小学校・初代校長着任。 2004年3月退職後は「教育実践・響の会」会長として全国で講演活動中。『響の会』は茅ヶ崎市・浜松市・広島市・東京都立川市に開設。2006年9月より2011年8月まで、日本公文教育研究会子育て支援センター顧問として全国で指導助言に務める。著書に 『あせらない あわてない あきらめない』(教育出版)、『人は人によりて人になる』(MOKU出版)、『小学校英語活動教本JUNIOR COLUMBUS』(光村図書出版)がある。その他月刊誌等の執筆原稿や共同執筆書も多数あり。近刊は、2012年10月発行予定(『校長先生が困ったとき開く本』教育開発研究所)。

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