訪問した小学校の正面玄関先で、思わず立ち止まってしまいました。大木の葉っぱの色を見て、「もみじ」って、こんな鮮やかな色をしていたんだ!!と思った瞬間に、足止めされたのです。絵心の無い小生には、「描いてみたい」心境にはならないのですが、写真には撮ってみたいと考えて立ち止まったのですが、ホテルにカメラを忘れたことに気付いて苦笑しました。
子ども達の「登校の様子を見て欲しい」との学校長の要望に応じるために、宿泊ホテルからは徒歩距離にある小学校です。お迎えの車を必要としません。歩くことに決めました。そこで、背負うリュックの中身を厳選しました。軽くするためにデジカメも省いてしまったという経緯があったのです。ともあれ、こんな大木にふさふさと付いている大きな葉っぱの色の鮮やかさに感動してしまったのです。
広島から帰る時は、「もみじ饅頭」をお土産として求めるために「お土産コーナー」に立ち寄って驚いたことも思い出しました。それは、「色んな種類の」もみじ饅頭がある事だったのです。仕方がないので訪問の回数を掛けて、違う種類を求めてお土産としました。その内に家人や知人から「お気に入り」のモノが限定され、今ではご所望に応じて求めるようになりました。こうして「もみじ」との交際が続いていました。
登校を済ませた児童たちが元気で校庭で遊んでいました。
小生の掌にひらりと一枚の「もみじ」の葉っぱが落ちて来ました。拾い揚げて、「おや?」と思ったことがありました。それは、「どっかで見た」形だったからでした。お土産に買って帰る広島名産の饅頭を包んでいる箱や包装紙についている「形」だったのです。
小生の脳裏に存在していた「もみじ」の形は違いました。勝手な思い込みであったことにも気づきましたが、「大木」と「大きな葉っぱ」の『紅葉葉』には結びつかなかったのです。
講義をする前段にその話題に触れてみましたが、地元民の教員諸兄には深意が伝わらない程の異文化でした。「アメリカ楓」という種類だと教えてもらいました。生活に密着した知識が最大の宝物だと実感したのですが、気付いた年齢が少々遅過ぎましたなぁ~(笑)。
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