いつものように今朝も3時からラジオを聴いていました。
番組名は「日本の歌こころの歌」です。担当のアナウンサー(と、私は表現してしまいますが、業界ではアンカーと言うそうですよ)が、「今日は作詞家・星野哲郎さんの命日です」「命日にちなんでの特集番組として氏の作品を10曲選んでお聴きいただきます」との言葉に続いて、古稀世代の私には懐かしくなってしまう歌謡曲が流れ始めました。3年前(2010年)の今日の逝去だと情報を耳に受け止めながら「もう3年も経ったんだ!」と思いながら「この曲も星野さんの作品なんだ!」と実に愉しく能天気に聴き入っていました。
どの曲を聴いている瞬間だったでしょうか!?
11月14日。つまり昨日は親父の命日だったことを、すっかり忘れてしまっていることに気が付いたのです。昨日は何もない終日の「暇人」生活でした。天気も良かったので墓参りも出来た筈だ。目を覚ました老妻に、恐る恐る問うことにしました。「知っていましたよ」とさり気ない返答に「ムッとする」自分自身に腹が立ちました。
今日は雨の予報らしい。雨さえ降らなければ墓参りしよう!
妻の父親ですが、他界するまでのホンの数年間しか傍で生活することが出来なかった婿養子としての不義理ぶりは妻が一番知っています。転居を前提にして当地にお墓を作りました。せめて亡くなった後ででも「傍に居る」証しにしたかったのです。両親の出生地は九州です。墓参には遠すぎるからです。
妻の両親にとって、孫は我が家の3人の子どもだけです。その3人の孫たちが集って、この秋に7回忌を済ませることができました。親父さんより3か月前におふくろさんが他界しています。菩提寺の住職の配慮で、法要(7回忌)は一回にして済ませることが出来ました。おふくろさんの命日には、墓参りをして「法事は親父と一緒にするからね」と言いながらお線香をあげました。
ところが、昨日の日を忘れてしまっていました。
生前に親孝行の真似が出来なかった反省の上に立っていた筈の義理の息子です。そんな息子の不義理には、親父さんも呆れて豪快に笑っているだろうなぁ~と自省している朝です。
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