2013/11/15

「いや~、まいった!!」と、また恥じ入っています。


 いつものように今朝も3時からラジオを聴いていました。

 番組名は「日本の歌こころの歌」です。担当のアナウンサー(と、私は表現してしまいますが、業界ではアンカーと言うそうですよ)が、「今日は作詞家・星野哲郎さんの命日です」「命日にちなんでの特集番組として氏の作品を10曲選んでお聴きいただきます」との言葉に続いて、古稀世代の私には懐かしくなってしまう歌謡曲が流れ始めました。3年前(2010年)の今日の逝去だと情報を耳に受け止めながら「もう3年も経ったんだ!」と思いながら「この曲も星野さんの作品なんだ!」と実に愉しく能天気に聴き入っていました。

 どの曲を聴いている瞬間だったでしょうか!?

 11月14日。つまり昨日は親父の命日だったことを、すっかり忘れてしまっていることに気が付いたのです。昨日は何もない終日の「暇人」生活でした。天気も良かったので墓参りも出来た筈だ。目を覚ました老妻に、恐る恐る問うことにしました。「知っていましたよ」とさり気ない返答に「ムッとする」自分自身に腹が立ちました。

 今日は雨の予報らしい。雨さえ降らなければ墓参りしよう!

 妻の父親ですが、他界するまでのホンの数年間しか傍で生活することが出来なかった婿養子としての不義理ぶりは妻が一番知っています。転居を前提にして当地にお墓を作りました。せめて亡くなった後ででも「傍に居る」証しにしたかったのです。両親の出生地は九州です。墓参には遠すぎるからです。

 妻の両親にとって、孫は我が家の3人の子どもだけです。その3人の孫たちが集って、この秋に7回忌を済ませることができました。親父さんより3か月前におふくろさんが他界しています。菩提寺の住職の配慮で、法要(7回忌)は一回にして済ませることが出来ました。おふくろさんの命日には、墓参りをして「法事は親父と一緒にするからね」と言いながらお線香をあげました。

 ところが、昨日の日を忘れてしまっていました。

生前に親孝行の真似が出来なかった反省の上に立っていた筈の義理の息子です。そんな息子の不義理には、親父さんも呆れて豪快に笑っているだろうなぁ~と自省している朝です。
 
 
 
 
 

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自己紹介

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1944年熊本県八代市生まれ。1968年から神奈川県内の高校、中学校の英語教員として勤務。1988年より神奈川県茅ヶ崎市で指導主事、教育研究所長、中学校教頭、指導課長、小学校校長、指導担当参事を務める。1996年8月ちがさき教育実践ゼミナール『響の会』(現・教育実践『響の会』))を開設し、教員の自主研修会として活動を主宰。 2001年に新設開校の茅ヶ崎市立緑が浜小学校・初代校長着任。 2004年3月退職後は「教育実践・響の会」会長として全国で講演活動中。『響の会』は茅ヶ崎市・浜松市・広島市・東京都立川市に開設。2006年9月より2011年8月まで、日本公文教育研究会子育て支援センター顧問として全国で指導助言に務める。著書に 『あせらない あわてない あきらめない』(教育出版)、『人は人によりて人になる』(MOKU出版)、『小学校英語活動教本JUNIOR COLUMBUS』(光村図書出版)がある。その他月刊誌等の執筆原稿や共同執筆書も多数あり。近刊は、2012年10月発行予定(『校長先生が困ったとき開く本』教育開発研究所)。

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