歩禅とは、『安岡正篤 人生を拓く』(神渡良平 著 講談社+α新書)で拾った言霊です。千葉県で早朝ウォーキングを長年実践しておられる方の言葉として紹介されていました。沈思黙考の「坐禅」に呼応するものだそうです。ふと読み留まったのは我が愚脳にも大きな電撃が走ったからなのです。歩きながら自然界に身を委ね、自然界に畏敬の念を抱き、そして自然界に語りかけることのできる自分を見いだすこと。これを「歩禅」と利己的に理解しました。坐禅が苦手な私には「静かに座して己と語る」ことに替わるべく言葉として受容できる気になったのです。だから私には単なる言葉としてではなく、『言霊』(ことだま)となったのです。 平成16(2004)年10月20日 還暦に記す ~以降「散歩日記」を歩禅記として継続発信中~
2010/04/28
新・歩禅記(27)
~夕暮れの散歩もまた おかし・・・~
「爺」と「婆」の夕食は、何もない今日のような日には6時に終わってしまいます。
そんなリズムは現役労働者時代には考えられなかったことです。しかし、特別の「お仕事」も無い日々では6~7時まで、わざわざ夕食の時間を引き延ばす理由もないのです。そんな夫の屁理屈の理論(笑)にも妻は同意してくれました。早く終えて、早く片付けを終えればゆったりした時間が確保できるようで協力的に移行しています。
夕食を終えても外は未だ明るいのです。
片付けを終えた妻と一緒に「軽・ショッピング」も考慮して「歩く」ことにしました。スーパーに向かう老夫妻がすれ違うのは、部活動を終えたらしい中学生のグループです。「腹へったぁ~」の声が耳に入ります。これから帰宅した中学生の食欲も凄いモノだろうね、と二十年も昔になっている我が家の夕食風景を思い浮かべながらの老夫婦の会話は懐古の情でした。
歩数としては往復で6000歩足らずですが、「食後の運動」と考えても健康維持には得策かも知れません。出来るだけ続けたいと考えています。
それにしても、今日の雨は凄かった。ゲリラ的な強雨には慣れているので驚くことはない。しかし、驚いたのはテレビ画面に「茅ヶ崎に大雨の警報」が出たことでした。
掲載写真は23日に出向した講演会を主宰された斎藤さんからのお礼の「絵手紙」です。掲載が少々遅れましたが、何枚頂いても「温もりと癒し」に浸ります。有難うございました。
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自己紹介
- 角田明
- 1944年熊本県八代市生まれ。1968年から神奈川県内の高校、中学校の英語教員として勤務。1988年より神奈川県茅ヶ崎市で指導主事、教育研究所長、中学校教頭、指導課長、小学校校長、指導担当参事を務める。1996年8月ちがさき教育実践ゼミナール『響の会』(現・教育実践『響の会』))を開設し、教員の自主研修会として活動を主宰。 2001年に新設開校の茅ヶ崎市立緑が浜小学校・初代校長着任。 2004年3月退職後は「教育実践・響の会」会長として全国で講演活動中。『響の会』は茅ヶ崎市・浜松市・広島市・東京都立川市に開設。2006年9月より2011年8月まで、日本公文教育研究会子育て支援センター顧問として全国で指導助言に務める。著書に 『あせらない あわてない あきらめない』(教育出版)、『人は人によりて人になる』(MOKU出版)、『小学校英語活動教本JUNIOR COLUMBUS』(光村図書出版)がある。その他月刊誌等の執筆原稿や共同執筆書も多数あり。近刊は、2012年10月発行予定(『校長先生が困ったとき開く本』教育開発研究所)。
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