~やっぱり疲れる?~
連休明けが小生の年度の仕事始め。
今年は愛知県から。退職して「講演活動」(と他人は言う)に入ったばかりの時は、愛知県は「遠出」の地に入っていた。人間の「麻痺感覚」というのは恐ろしい。九州や四国、北海道と転戦(笑)していると、愛知県は「近い?」と感じてしまう。
小田原~名古屋間を新幹線ひかり号は1時間13分で走る。東海道線で言うならば東京~茅ヶ崎間の所要時間が60分であり、東京駅から茅ヶ崎駅を通過して大磯駅当たりまで乗り越す時間には、小田原駅を出た新幹線は名古屋駅に到着するのである。うとうとするモノだったらうっかり寝過ごしてしまいそうな距離(時間から判断して)になってしまう。
だから名古屋は近い。
名古屋駅からJR~市営地下鉄と乗り継いで目的地である日進市に到着した。昨年秋に訪れているので不安も無くちょっと早めに到着できた。しかし、「超・暑かった」陽ざしだけが熱い眼差しで迎えてくれた。会場は日進市民会館(大ホール)である。市内の小中学校の教職員全員が集う年度当初の教育研究会・総会である。そのスケジュールの中の記念講演である。責任重大!
しかし、能天気な講師はマイペース(笑)。真剣に耳を傾けていただいた聴衆の眼差しに「応えたい」思いが強すぎて空回りをしてしまい講演は不評。つまり、今年度の「仕事始め」の講演も落第点と相成りました。今日のブログではその点だけをご報告して(反省しつつ)ペンを置くことに致しましょう。
歩禅とは、『安岡正篤 人生を拓く』(神渡良平 著 講談社+α新書)で拾った言霊です。千葉県で早朝ウォーキングを長年実践しておられる方の言葉として紹介されていました。沈思黙考の「坐禅」に呼応するものだそうです。ふと読み留まったのは我が愚脳にも大きな電撃が走ったからなのです。歩きながら自然界に身を委ね、自然界に畏敬の念を抱き、そして自然界に語りかけることのできる自分を見いだすこと。これを「歩禅」と利己的に理解しました。坐禅が苦手な私には「静かに座して己と語る」ことに替わるべく言葉として受容できる気になったのです。だから私には単なる言葉としてではなく、『言霊』(ことだま)となったのです。 平成16(2004)年10月20日 還暦に記す ~以降「散歩日記」を歩禅記として継続発信中~
自己紹介
- 角田明
- 1944年熊本県八代市生まれ。1968年から神奈川県内の高校、中学校の英語教員として勤務。1988年より神奈川県茅ヶ崎市で指導主事、教育研究所長、中学校教頭、指導課長、小学校校長、指導担当参事を務める。1996年8月ちがさき教育実践ゼミナール『響の会』(現・教育実践『響の会』))を開設し、教員の自主研修会として活動を主宰。 2001年に新設開校の茅ヶ崎市立緑が浜小学校・初代校長着任。 2004年3月退職後は「教育実践・響の会」会長として全国で講演活動中。『響の会』は茅ヶ崎市・浜松市・広島市・東京都立川市に開設。2006年9月より2011年8月まで、日本公文教育研究会子育て支援センター顧問として全国で指導助言に務める。著書に 『あせらない あわてない あきらめない』(教育出版)、『人は人によりて人になる』(MOKU出版)、『小学校英語活動教本JUNIOR COLUMBUS』(光村図書出版)がある。その他月刊誌等の執筆原稿や共同執筆書も多数あり。近刊は、2012年10月発行予定(『校長先生が困ったとき開く本』教育開発研究所)。
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