2010/05/17

大きなスケジュールが無くても・・・。




 ~あっと言う間に夕暮れが・・・~
 そんな日がありますよね。
 昨日は横浜会場で教員採用試験受験者対象の講座に出向きました。第2回目の昨日からは本格的な演習の時間を特設しました。小生の担当する講義は「論作文」という領域です。主催教委の設定に従って与えられた主題を制限時間の中で制限字数内で自己の考えをまとめなければなりません。かなりの緊張感と闘いながら文章を完成することは難しいことです。従って「訓練する」ことは必要なのかも知れません。
 受講者には講師としても忠告をします。
 「論作文だけ」を焦点化して考えているようでは、未来の先生業には不安な信号が点灯します。作文する材料は、日常の「生き方」からしか準備が出来ません。立派な先生になって貰いたいので指導はしますが、決して受け身で受講してはいけません。・・・・・・」と。
 受験参考書に首ったけの受験者に成り下がらないように、会場の往復でも「読書する」ことを奨めることにしました。その予備教材として5~7分ぐらいの短編資料を音読することにしたのです。
 写真版資料は今月号として届いた月刊誌から資料として選びました。このブログに目を通している受講者のために「(読んでもらって)聞いただけ」の雑誌記事を、パソコンで資料化してみました。プリントアウトして、改めて読み直すことが出来るように、との親心(笑)です。
 第1回目の「読み物資料」も偶然ですが、同一雑誌であることに気が付きました。どんな些細な読み物でも「教育」という領域に置き換えることが出来ます。つまり、論作文の材料として多角的に活用できるようにとの思い遣りです。
 資料作成の合間を縫って、本部から届く「論作文・添削指導」に赤ペンを走らせました。大きな事業もない今日だったのですが、こんな感じであっと言う間の夕暮れです。今週は比較的楽な日程です。大好きな読書が出来そうです。今、凝っているのは金哲彦氏。「走る意味」を読みながら心が痛んだり感涙を流したりしています。これから楽しみの大相撲はテレビで観戦です。


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自己紹介

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1944年熊本県八代市生まれ。1968年から神奈川県内の高校、中学校の英語教員として勤務。1988年より神奈川県茅ヶ崎市で指導主事、教育研究所長、中学校教頭、指導課長、小学校校長、指導担当参事を務める。1996年8月ちがさき教育実践ゼミナール『響の会』(現・教育実践『響の会』))を開設し、教員の自主研修会として活動を主宰。 2001年に新設開校の茅ヶ崎市立緑が浜小学校・初代校長着任。 2004年3月退職後は「教育実践・響の会」会長として全国で講演活動中。『響の会』は茅ヶ崎市・浜松市・広島市・東京都立川市に開設。2006年9月より2011年8月まで、日本公文教育研究会子育て支援センター顧問として全国で指導助言に務める。著書に 『あせらない あわてない あきらめない』(教育出版)、『人は人によりて人になる』(MOKU出版)、『小学校英語活動教本JUNIOR COLUMBUS』(光村図書出版)がある。その他月刊誌等の執筆原稿や共同執筆書も多数あり。近刊は、2012年10月発行予定(『校長先生が困ったとき開く本』教育開発研究所)。

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