~虫歯のない爺さんでも。。。~
先週からまた歯医者さん通いが始まりました。
小生にはまだ1本の虫歯もありません。以前にあって治療した??いいえ、生まれてこの方、歯の治療とは無縁の人生を過ごして来ました。還暦でも迎えたら(定年退職)、時間もあるだろうから、先ずは歯石を取りにでも通院するか、と軽い気持ちで予定をしていました。ところが、ご存じの通りの想定外の人生が展開しました。一段落したらもう還暦から4年の歳月が流れていました。時間もあるので、直ぐ近所に妻が通っている歯科医に予約をしました。
初体験?そうです!あの噂に聞いた金属音の襲撃を受けながら逃げ腰の椅子の上の人でした。半年の時間を掛けて歯石の除去が完了しました。そしてそれから1年が経って、問診の葉書が届きました。「歯の掃除」に、と再通院を始めたのです。今日は3回目。歯周病の検査のために歯茎のチェックがありました。検査を終えた歯科技工士から褒められました。「殆ど大丈夫です。きちんとお掃除も出来ていて立派な歯が揃っています」、とのこと。歯槽膿漏の危惧もないとのことでした。しかし、歯の掃除はもう少し続けましょう、との今日の結論。
不思議なモノですね。プロの言葉には重みを感じました。今日もそんな平凡な一日でありました。
歩禅とは、『安岡正篤 人生を拓く』(神渡良平 著 講談社+α新書)で拾った言霊です。千葉県で早朝ウォーキングを長年実践しておられる方の言葉として紹介されていました。沈思黙考の「坐禅」に呼応するものだそうです。ふと読み留まったのは我が愚脳にも大きな電撃が走ったからなのです。歩きながら自然界に身を委ね、自然界に畏敬の念を抱き、そして自然界に語りかけることのできる自分を見いだすこと。これを「歩禅」と利己的に理解しました。坐禅が苦手な私には「静かに座して己と語る」ことに替わるべく言葉として受容できる気になったのです。だから私には単なる言葉としてではなく、『言霊』(ことだま)となったのです。 平成16(2004)年10月20日 還暦に記す ~以降「散歩日記」を歩禅記として継続発信中~
自己紹介
- 角田明
- 1944年熊本県八代市生まれ。1968年から神奈川県内の高校、中学校の英語教員として勤務。1988年より神奈川県茅ヶ崎市で指導主事、教育研究所長、中学校教頭、指導課長、小学校校長、指導担当参事を務める。1996年8月ちがさき教育実践ゼミナール『響の会』(現・教育実践『響の会』))を開設し、教員の自主研修会として活動を主宰。 2001年に新設開校の茅ヶ崎市立緑が浜小学校・初代校長着任。 2004年3月退職後は「教育実践・響の会」会長として全国で講演活動中。『響の会』は茅ヶ崎市・浜松市・広島市・東京都立川市に開設。2006年9月より2011年8月まで、日本公文教育研究会子育て支援センター顧問として全国で指導助言に務める。著書に 『あせらない あわてない あきらめない』(教育出版)、『人は人によりて人になる』(MOKU出版)、『小学校英語活動教本JUNIOR COLUMBUS』(光村図書出版)がある。その他月刊誌等の執筆原稿や共同執筆書も多数あり。近刊は、2012年10月発行予定(『校長先生が困ったとき開く本』教育開発研究所)。
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