2011/02/08

立春セミナーを終えて

 ~広島で「春」を迎える・・~
 主宰する教育実践『響の会』は、発起した神奈川県茅ヶ崎市の他に、静岡県浜松市、広島県広島市、そして東京都立川市で、そこに集う教員仲間の「教育情熱に思いを寄せて」活動を行っています。茅ヶ崎市では平成8年の起ち上げから早くも15年の歴史を刻むことになりました。浜松『響の会』も開設10年となりました。その後の広島市も立川市も独自の運営で着実な成果を刻んでいます。
 『響の会』には本部も支部もありません。活動方法にも強制や義務もありません。出来ることをできる人達が出来る範囲で「寄り添いながら」集うところで、とにかく発進すること。主宰者としてはその事だけを願っています。いわゆる「自主的な研修・研究グループ」とでも表現して良いのだろうと判断しています。躊躇わずに、先ず「一歩を踏み出す」ことを理念としています。
 今回の、当地での立春セミナーもすっかり定着したようです。
 写真の上段は、(1)会社経営から学ぶ の目的で毎回実施している光景です。段ボール製作を通して社会貢献をされている会社の社長さんの講演は圧巻でした。「経営」の本質を衝く話題提供に、受講者の一人としてメモを取る忙しさに充実感を満喫しました。
 写真中段は、(2)教育の実践から学ぶ の目的で、今回は同業者とも言える教育産業界で個人指導教授に情熱を燃やす日本公文教育研究会の教室経営者に発表をお願いされたようです。通称「くもん」式学習者としては、どの学校にも多くの子供達が存在するほどの教育産業部門です。子どもの実情とそれを伸ばすための企業努力ぶりを拝聴しながら、「理念への執着と熱意」が感じられました。
 写真後段は、今回の参加者全体の集合写真です。広島『響の会』では、長い間、代表としてご活躍いただいた校長先生がご勇退され、事務局の交替となりました。第二代目の代表としての献身的なご尽力には心より感謝するばかりです。新スタッフでの更なる牽引を期待して止みません。
 広島『響の会』立春セミナーは、会場が日本公文教育研究会・広島事務局の講習室です。
 会場使用料も取らず、ご提供いただいている局長のご配慮に感謝するばかりです。教育には「官」も「民」も無いという小生の理念の具現化の第一歩を共有していただいています。何よりも心強く、且つ嬉しいことです。
 このセミナーが終わると、今年度周期も第4コーナーに掛かります。
 参会者の教師達が自校に戻って年間のまとめに精を出してくれることを期待しつつ広島を後にしました。関係者各位の熱意に改めて感謝申し上げます。


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自己紹介

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1944年熊本県八代市生まれ。1968年から神奈川県内の高校、中学校の英語教員として勤務。1988年より神奈川県茅ヶ崎市で指導主事、教育研究所長、中学校教頭、指導課長、小学校校長、指導担当参事を務める。1996年8月ちがさき教育実践ゼミナール『響の会』(現・教育実践『響の会』))を開設し、教員の自主研修会として活動を主宰。 2001年に新設開校の茅ヶ崎市立緑が浜小学校・初代校長着任。 2004年3月退職後は「教育実践・響の会」会長として全国で講演活動中。『響の会』は茅ヶ崎市・浜松市・広島市・東京都立川市に開設。2006年9月より2011年8月まで、日本公文教育研究会子育て支援センター顧問として全国で指導助言に務める。著書に 『あせらない あわてない あきらめない』(教育出版)、『人は人によりて人になる』(MOKU出版)、『小学校英語活動教本JUNIOR COLUMBUS』(光村図書出版)がある。その他月刊誌等の執筆原稿や共同執筆書も多数あり。近刊は、2012年10月発行予定(『校長先生が困ったとき開く本』教育開発研究所)。

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