読者の皆さん、老夫婦のこんなくだらない歩禅対話を聞いて笑ってあげてくださいませ(笑)。
蝋梅と黄梅の区別を知らなかったというのはホンとの話です。耳にする言葉に無頓着だった60年以上の歳月を振り返っても、知識獲得の経験すら引き寄せられなかったという証ですね。午後から気温も上がり、「外を歩いてごらんなさい」と誘いかけるような陽ざしに誘われて「空の買い物リュック」を背負った妻と一緒に久し振りの散歩に出掛けました。
後泊の梅がもうこの世の終わりを告げるかのように立派なご邸宅の庭では満開です。
「この花びらは梅だけどちょっと普通の梅と違いませんか?」と突然妻が声を掛けてきた。花とは無縁のような人生を送ってきた夫に問いかけるのは拷問そのものではないかい!そんな思いもあり気乗りのしない対応をしていると、庭先にいらっしゃった(見えなかった!)お婆ちゃまが、「これは黄梅と言いますのよ」と妻に語りかけていただきました。仰天する間もなく、蝋梅にまで話題は波及していきました。お婆ちゃま親切なご講義を受けて、御礼を申し上げてショッピングに向かいました。
邸宅を離れてから暫くは沈黙の老夫婦でしたが、何だか爽やかな、そしてウキウキするような気分になったのは夫婦共通だったようです。「知らなかったわね・・」と、妻。「まったく意識すら無かった・・」と、夫。よ~く、わかりました!!得した余韻で歩調も軽くなりました。
寒さが途切れ、温かさが戻ってくると、代はまさに「花粉の時代」となります。
読者の皆さんの中にも花粉に悩まされる方がいらっしゃいますか?実は10年前の小生は、酷い症状の夜は呼吸困難で苦しさの余り飛び起きてしまう程の花粉症患者でした。これって、過去形?そうなんです、鍼治療の10年間で、今では「嘘みた~い」と豪語するほど殆ど症状を感じません。あれだけ予防薬から飲み続けていた薬も、今はゼロ。時々、目の周囲の痒さやクシャミはありますが、苦しさを経験している身体としては、全く気にならないほどの完治です。
歩数計が壊れたままだったので今日の歩禅コースにドラッグストアも入れて、新・歩数計を購入することにしました。そろそろ本格始動できる歩禅の季節です。歩数計も出番です。「花粉症対策特別コーナー」が目に飛び込んできました。苦しかった日々を思い出しつつ、久し振りの歩禅を満喫して帰宅しました。
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