2011/02/15

今日も終日の「片付け」作業

 ~昨夜の雪は午後には消えて・・~
 講演を終えて主催者である校長先生と教頭先生に誘われて雪が舞う中を移動した。これは昨日の出来事。
 行き先は小生の哲学「書」が飾ってある行き付けの小料理屋さん。
 マスターに確認したところ平成4年の開業だと言う。開業の翌年に教委に復帰したので同僚と事業が終われば「反省会」とやらの名目で入り浸った(笑)お店でもある。最近では昨年の11月に訪れた。その後は不義理をしている。そのお店のカウンターで3人で呑むことになった。
 主催者のお二人は来年度の校内人事の話に話題が集中する。
 そんな時空が何とも懐かしい。そんな日もありました!ああでもない~こうでもない・・・と口角泡を飛ばしつつ、当時の小生も「人事を肴」に酒を呑んだなぁ、とカウンターで横に座っている二人の横顔を眺めながらと遠い昔話を思い出すかのような思いで独りで呑んでいる数分間。映る光景は何故かセピア色。そんな時間を設けてくれた主催者に感謝しながら美酒に酔った。その後、車で自宅まで送り届けていただくと言う。小料理屋さんから有料駐車場までの距離は徒歩2分ばかり。ぼた雪が激しく落ちていた。この分では明朝の積雪が凄いぞ、と運転手の校長先生が明日の学校運営を心配する。フリーターの小生は、寒いはずの気温も、温かいお持てなしと、懐かしい時空へのタイムトラベルで身も心もぽっかぽか!明日の事などお構いなし!気遣って差し掛けてくれる傘の存在感もわすれたかのような歩調で駐車場に向かった。自宅までは車で10分かからない。
 定刻の4時に起床。
 雨戸の向こうは雨の音。積もったらしい屋根の雪を溶かして落ちる音は通常の雨音の何十倍にも強い音。雪の塊が溶けて落ちる音を聴きながら一日の始まり。書斎の後片付けは昨日に引き続いて今日の予定であった。30年間以上放置された書籍に積もる埃はハンパじゃない。ハタキで飛んで行ってくれないほどの重みにもなってしまっている。積もっている垢ほどの重みはないが、手にする書籍によっては思い出が現職時代の教壇生活まで引き摺ってくれるではないか。
 時々、作業が止まる夫に向かって妻が咳払いをする。すると、作業が再開する。
 今日も終日のお仕事は、埃と垢の中だった。たった6畳間のちっぽけな書斎にある書籍の整理にこんなに時間が掛かるのはタイムトラベルに忙しいからであろう。
 小生の評価は「随分片付いたなぁ~」であるが、妻の評価は「この分ではいつ終わるのかしら?」とその格差に大きな隔たりがある。やっぱり、我が老夫婦もご多分に漏れず「格差社会に生きる」生身でありました(笑)。
 明日は休もうかな?慣れない作業には無駄な力が入るらしく夕暮れになってきたら肩凝りも感じるようになってしまった。これも加齢症?
 

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自己紹介

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1944年熊本県八代市生まれ。1968年から神奈川県内の高校、中学校の英語教員として勤務。1988年より神奈川県茅ヶ崎市で指導主事、教育研究所長、中学校教頭、指導課長、小学校校長、指導担当参事を務める。1996年8月ちがさき教育実践ゼミナール『響の会』(現・教育実践『響の会』))を開設し、教員の自主研修会として活動を主宰。 2001年に新設開校の茅ヶ崎市立緑が浜小学校・初代校長着任。 2004年3月退職後は「教育実践・響の会」会長として全国で講演活動中。『響の会』は茅ヶ崎市・浜松市・広島市・東京都立川市に開設。2006年9月より2011年8月まで、日本公文教育研究会子育て支援センター顧問として全国で指導助言に務める。著書に 『あせらない あわてない あきらめない』(教育出版)、『人は人によりて人になる』(MOKU出版)、『小学校英語活動教本JUNIOR COLUMBUS』(光村図書出版)がある。その他月刊誌等の執筆原稿や共同執筆書も多数あり。近刊は、2012年10月発行予定(『校長先生が困ったとき開く本』教育開発研究所)。

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