~片道約3時間半の通院~
それでも、「通うこと」を今日も夫婦で確認して帰ってきました。
10時前に自宅を出て、診療所に到着するのは午後1時前。予約している時間ぎりぎりの到着ですが診療師は11年もの長きに渡ってのお付き合いであるので少々の時間のズレは十分にご理解いただいています。今日は、後「1駅」で到着の列車内で50分も待たされてしまいました。踏切内に自動車が侵入したという事故でした。車内から飛び出して診療所へ電話を入れました。診療師は笑いながら「今日中には届くでしょう。慌てずにいらっしゃい!」との答えで拍子抜けしつつ遅れて到着しました。
玄関を入ると、何も言わずに「コーヒーは好きだったよね」と妻に問いかけられました。「味は個人によって違うので無理強いはできませんが、札幌に住む友人特製のモノですからご賞味願います」と、素敵なビンを差し出されました。ご好意に感謝して持ち帰りました。
この診療師に勧められて「特製・水」を愛飲して11年の歳月を過ごしています。その間、国民健康保険証は歯科診療(夫は清掃のみ)以外に使用したことのないほどに「水」の恩恵を受けて元気で生活しているのが我が夫婦です。薬への依存を断ち切っていただいてから11年間の歳月が流れています。
そんな受診者が、往復7時間を要しても「通院・復活」を実現するのは当然のことでしょう?
疲労の極限だった妻が診療後の爽やかな笑顔に変わってホッとしました。
小生も全身が「元気復活」を覚える診療後であることを確認して、隔週に「往復7時間」のミニ・トリップをしようと確認することが出来ました。そんな一日が終わって帰ってくると孫・末息子が具合が悪いとの報告を受けて、爺婆は自分のことを忘れて明日の対応を考えている夜です。元気になった祖父ちゃん祖母ちゃんは可愛い孫のお役にたてるように明日は頑張ります!!
歩禅とは、『安岡正篤 人生を拓く』(神渡良平 著 講談社+α新書)で拾った言霊です。千葉県で早朝ウォーキングを長年実践しておられる方の言葉として紹介されていました。沈思黙考の「坐禅」に呼応するものだそうです。ふと読み留まったのは我が愚脳にも大きな電撃が走ったからなのです。歩きながら自然界に身を委ね、自然界に畏敬の念を抱き、そして自然界に語りかけることのできる自分を見いだすこと。これを「歩禅」と利己的に理解しました。坐禅が苦手な私には「静かに座して己と語る」ことに替わるべく言葉として受容できる気になったのです。だから私には単なる言葉としてではなく、『言霊』(ことだま)となったのです。 平成16(2004)年10月20日 還暦に記す ~以降「散歩日記」を歩禅記として継続発信中~
自己紹介
- 角田明
- 1944年熊本県八代市生まれ。1968年から神奈川県内の高校、中学校の英語教員として勤務。1988年より神奈川県茅ヶ崎市で指導主事、教育研究所長、中学校教頭、指導課長、小学校校長、指導担当参事を務める。1996年8月ちがさき教育実践ゼミナール『響の会』(現・教育実践『響の会』))を開設し、教員の自主研修会として活動を主宰。 2001年に新設開校の茅ヶ崎市立緑が浜小学校・初代校長着任。 2004年3月退職後は「教育実践・響の会」会長として全国で講演活動中。『響の会』は茅ヶ崎市・浜松市・広島市・東京都立川市に開設。2006年9月より2011年8月まで、日本公文教育研究会子育て支援センター顧問として全国で指導助言に務める。著書に 『あせらない あわてない あきらめない』(教育出版)、『人は人によりて人になる』(MOKU出版)、『小学校英語活動教本JUNIOR COLUMBUS』(光村図書出版)がある。その他月刊誌等の執筆原稿や共同執筆書も多数あり。近刊は、2012年10月発行予定(『校長先生が困ったとき開く本』教育開発研究所)。
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