~力むんじゃないぞ、祖父ちゃん~
名古屋の友人から出がけにメールを受信して苦笑しました。
孫の運動会ですぞ!主役を考えなさいませ!!
の意の苦言(?)を目にしながら末孫息子の保育園の運動会に家族そろって出向きました。上の孫たちも卒園生なので同行しました。卒園生の出場プログラムもありますので彼らも張り切っての出発でした。
4歳になった孫息子の演技に成長を感じつつ、昨年の運動会を思い出しました。人間らしく(笑)成長した演技に感動する愚かな爺でもありました。昨年までは神奈川県茅ケ崎市からの出張参観でしたが今年からは違いました。嫁が「お祖父ちゃん、このプログラムに出場登録してい良いですか」と言ったことが今日は現実となり、「初体験」の出場です。わが子の運動会(幼稚園も含む)に出向いたことも無かった親父ですから、前代未聞の姿であるわけです。
孫はそのことは知りません。三人の孫たちの声援が大きかったらしい(本人には聞こえていません)。お祖父ちゃんが孫の運動会のプログラムに出場するとあっては孫も大喜びだったのでしょう。転ぶことも無く失敗することも無く大役を終え、賞品をいただいて応援席に戻ると小学生の孫たちが「お祖父ちゃん、凄いね」と褒めてくれました。正に初体験の感激です。
夕暮れになりました。
今日は、ここ土浦市は「大花火大会」の開催日です。息子一家はそちらの鑑賞に出かけるとのことですが、爺婆は運動会疲れが全身に漂います。筋肉痛は未だありませんが疲労度は高いようですので丁重に同行を断りました。
筋肉痛がいつになるか?年齢に因る症状だそうですね。早いほど若い??そうですよね。4日から四国に出講です。その頃までにも症状が出なかったらどうしましょう!!(笑)
そんな取り越し苦労をしている幸せなお祖父ちゃんでございます。
歩禅とは、『安岡正篤 人生を拓く』(神渡良平 著 講談社+α新書)で拾った言霊です。千葉県で早朝ウォーキングを長年実践しておられる方の言葉として紹介されていました。沈思黙考の「坐禅」に呼応するものだそうです。ふと読み留まったのは我が愚脳にも大きな電撃が走ったからなのです。歩きながら自然界に身を委ね、自然界に畏敬の念を抱き、そして自然界に語りかけることのできる自分を見いだすこと。これを「歩禅」と利己的に理解しました。坐禅が苦手な私には「静かに座して己と語る」ことに替わるべく言葉として受容できる気になったのです。だから私には単なる言葉としてではなく、『言霊』(ことだま)となったのです。 平成16(2004)年10月20日 還暦に記す ~以降「散歩日記」を歩禅記として継続発信中~
自己紹介
- 角田明
- 1944年熊本県八代市生まれ。1968年から神奈川県内の高校、中学校の英語教員として勤務。1988年より神奈川県茅ヶ崎市で指導主事、教育研究所長、中学校教頭、指導課長、小学校校長、指導担当参事を務める。1996年8月ちがさき教育実践ゼミナール『響の会』(現・教育実践『響の会』))を開設し、教員の自主研修会として活動を主宰。 2001年に新設開校の茅ヶ崎市立緑が浜小学校・初代校長着任。 2004年3月退職後は「教育実践・響の会」会長として全国で講演活動中。『響の会』は茅ヶ崎市・浜松市・広島市・東京都立川市に開設。2006年9月より2011年8月まで、日本公文教育研究会子育て支援センター顧問として全国で指導助言に務める。著書に 『あせらない あわてない あきらめない』(教育出版)、『人は人によりて人になる』(MOKU出版)、『小学校英語活動教本JUNIOR COLUMBUS』(光村図書出版)がある。その他月刊誌等の執筆原稿や共同執筆書も多数あり。近刊は、2012年10月発行予定(『校長先生が困ったとき開く本』教育開発研究所)。
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