2010/11/03

「雪だるま」式に・・・・

 ~規制して、また規制して・・・~
 昨日のこと。
 交差点で信号待ちをしていたら、「ごめん、そこは止めて・・」と大きな女性の声。年齢的には明らかに40歳は越えていただろう。ビックリして振り向いた妻が、「私じゃないのね」と呟いた。その直後、妻が「注意なんかしちゃ駄目よ」と夫に向かって語気が強かった。もし、指摘して注意するものなら「あんたに迷惑かけてないでしょ」と形相を変えて食ってかかる勢いになったのだろうか。夫の日常行動を熟知している妻の愛情あるアドバイスであった(笑)。
 電車内のアナウンスも「周囲のご迷惑になりますので通話はご遠慮下さい」である。
 迷惑にならない、より「迷惑を掛けない」倫理観を優先させなくてはならないのでは?いつもイライラしてしまうのは小生だけだろうか。数年前までは車内でも幾度となく注意(指摘)をしたモノだった。新聞等で「注意したためのトラブル」が原因で殺傷事件にまで発展したと報じられれば家人も心配するのは当然となってしまうようだ。
 「規制をする」ことには異存はない。
 しかし、規制が効かないレベルと認識されれば、さらにレベルアップの規制が生まれる。アップしてもアップしても規制が効かないとなる頃には人間生活も動物並みの体たらくになるのだろうか。賢いペット諸君に軽蔑されてしまうのかい?しかし、相変わらず拙宅の玄関先にも犬の糞尿の後が絶たない。どんな規制を必要とするのか。規制が無ければ生活が出来なくなると思うと哀しくなってしまう。
 自転車事故の多さは凄まじいようだ。自転車を愛用する爺としては恐ろしくなる。全国より遅いらしい神奈川県でも自転車への様々な規制が誕生するらしい。へそ曲がりの爺にとっては、「そんなことで」危険から護られるのか信じられないのである。どうしてこんな社会になってしまったのか、と嘆くばかりである。
 秋晴れの爽やかな茅ヶ崎の空。こんな朝に「つまらん」話題で失礼いたしました。

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自己紹介

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1944年熊本県八代市生まれ。1968年から神奈川県内の高校、中学校の英語教員として勤務。1988年より神奈川県茅ヶ崎市で指導主事、教育研究所長、中学校教頭、指導課長、小学校校長、指導担当参事を務める。1996年8月ちがさき教育実践ゼミナール『響の会』(現・教育実践『響の会』))を開設し、教員の自主研修会として活動を主宰。 2001年に新設開校の茅ヶ崎市立緑が浜小学校・初代校長着任。 2004年3月退職後は「教育実践・響の会」会長として全国で講演活動中。『響の会』は茅ヶ崎市・浜松市・広島市・東京都立川市に開設。2006年9月より2011年8月まで、日本公文教育研究会子育て支援センター顧問として全国で指導助言に務める。著書に 『あせらない あわてない あきらめない』(教育出版)、『人は人によりて人になる』(MOKU出版)、『小学校英語活動教本JUNIOR COLUMBUS』(光村図書出版)がある。その他月刊誌等の執筆原稿や共同執筆書も多数あり。近刊は、2012年10月発行予定(『校長先生が困ったとき開く本』教育開発研究所)。

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