2010/11/25

新・歩禅記(41)

 ~近所の団地内で紅葉を愛でながら~
 今日のコースは妻が大型ドラッグスーパーへの買い物があるというので決定。
 そこまでは、近所の大型団地を抜けて行くのが最短距離である。歩くのが目的が歩禅であるので少々遠回りを意図的に考える時もあるが、今日は最短距離を選択した。写真は、通り抜ける団地内の紅葉である。
 歩きながら考えた。
 日本列島に「団地」なる集合住宅がお目見えしたのはいつ頃?正確には把握していない。東京オリンピック前後ではないだろうか。概算でも、もう50年ぐらいの「住居歴史」を歩んでいることになるかも知れない。ご多分に漏れず、この団地内の居住者にも高齢の波が押し寄せているのだろう。見上げると殆どが5階建ての高層建築物である。エレベーターの無い時代の建造物であれば、高齢の方々が5階まで上り下りするのは至難の業であろう。階段を考えるだけでも玄関のドアは重く感じるだろう。
 そんな余計な思案を夫婦で語りながら団地内のキレイな紅葉スポットを歩いてきた。
 50年もの年月は嘘をつかない。大空に伸びた欅の大木は見事なモノ。その落ち葉も大量である。コンクリート道路ではない場所には落ち葉の絨毯が出来ていた。幼児が転がりながら遊んでいる光景はやっぱりホッとする。叙情詩が書けそうだ。
 妻の購入した「安売り」(笑)の品物を両手に提げて帰ってきた。樹木が醸し出す自然の香りは疲れた神経もいやしてくれる。それを体感しながらホッとした気分になった。夕方になった。冷え込んできそうだ。どちら様もお風邪など引かれませんようにお気をつけください。



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自己紹介

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1944年熊本県八代市生まれ。1968年から神奈川県内の高校、中学校の英語教員として勤務。1988年より神奈川県茅ヶ崎市で指導主事、教育研究所長、中学校教頭、指導課長、小学校校長、指導担当参事を務める。1996年8月ちがさき教育実践ゼミナール『響の会』(現・教育実践『響の会』))を開設し、教員の自主研修会として活動を主宰。 2001年に新設開校の茅ヶ崎市立緑が浜小学校・初代校長着任。 2004年3月退職後は「教育実践・響の会」会長として全国で講演活動中。『響の会』は茅ヶ崎市・浜松市・広島市・東京都立川市に開設。2006年9月より2011年8月まで、日本公文教育研究会子育て支援センター顧問として全国で指導助言に務める。著書に 『あせらない あわてない あきらめない』(教育出版)、『人は人によりて人になる』(MOKU出版)、『小学校英語活動教本JUNIOR COLUMBUS』(光村図書出版)がある。その他月刊誌等の執筆原稿や共同執筆書も多数あり。近刊は、2012年10月発行予定(『校長先生が困ったとき開く本』教育開発研究所)。

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