2010/11/27

この花の名前は?

 ~背丈の高い花ですね~
 団地の中を散策しながら、ふと「見上げる」ような高い位置にこんなきれいな花を見つけた。
 写真の花の後の窓は団地の2階にある窓です。カメラアングルの関係もあるでしょうが、背丈の高い花であることはお分かりになりますよね。「芙蓉の花の一種かね?」と、隣を歩く妻に問いかけるがハッキリした返答は戻ってこなかったが、「外来種かしら?」との反応に夫の頭の中で思考回路が違う領域への誘いに揺れた。
 スーパーの野菜売り場。
 見たこともないような新種の野菜に出会すことがある。こんな表現をすると食品の買い出しで頻繁にスーパーを訪れているように聞こえるかも知れないが、そうではない。妻の買い物に付き合わされる(?)だけの回数である。驚いたキッカケはピーマンのカラーバージョン(笑)。パプリカとか言うらしい。黄色や赤の色鮮やかな「ピーマンのお化け」の陳列には度肝を抜かれた。外来種だそうだ。
 ペッとして飼っている外来魚(亀なども)が、飼い主に捨てられて沼で繁殖した結果、在来種が絶滅の危機に瀕しているニュースなどもテレビや新聞で知っている。これは外来魚?
 ホームセンターの園芸売り場。
 現職時代には殆ど興味もなかったスポット。最近は時々、意図的に訪問する(笑)。そこにも珍種が所狭しと並んでいる。ポインセチアもシクラメンも「戴いた鉢植え」の状態では見事な姿であるが、その最盛期を過ごして楽しませてくれた容姿も、事後処理の術を知らない小生にかかっては「枯れる」しかない植物の生命となってしまう。忍びない!心苦しいがどうにもならない。
 最近、歩禅の途中で立ち止まることが多くなった。
 それは、旧来の日本の「花」の姿の復活に気付くからである。ダリヤの花。小学校の図工の時間でモデルになった花である。懐かしさに郷愁をそそられてしまう。幼い頃の思い出は日本の原風景が背景に浮かんでくる。外来種の存在を拒むわけではない。しかし、本来、日本の原野に咲いていた草花や野菜の魅力も決して忘れてはいけないのでは?とつらつら思う爺の独り言であります。

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自己紹介

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1944年熊本県八代市生まれ。1968年から神奈川県内の高校、中学校の英語教員として勤務。1988年より神奈川県茅ヶ崎市で指導主事、教育研究所長、中学校教頭、指導課長、小学校校長、指導担当参事を務める。1996年8月ちがさき教育実践ゼミナール『響の会』(現・教育実践『響の会』))を開設し、教員の自主研修会として活動を主宰。 2001年に新設開校の茅ヶ崎市立緑が浜小学校・初代校長着任。 2004年3月退職後は「教育実践・響の会」会長として全国で講演活動中。『響の会』は茅ヶ崎市・浜松市・広島市・東京都立川市に開設。2006年9月より2011年8月まで、日本公文教育研究会子育て支援センター顧問として全国で指導助言に務める。著書に 『あせらない あわてない あきらめない』(教育出版)、『人は人によりて人になる』(MOKU出版)、『小学校英語活動教本JUNIOR COLUMBUS』(光村図書出版)がある。その他月刊誌等の執筆原稿や共同執筆書も多数あり。近刊は、2012年10月発行予定(『校長先生が困ったとき開く本』教育開発研究所)。

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