2011/06/07

終日の「添削作業」

 ~現役時代を思い出しながら~
 12枚の添削資料に目を通しながら、ほぼ半日を費やした。
 机に向かって、赤ペンを走らせるのは現役の教員時代と同じではあるが、今日のそれは重さが違う。明日の教師を目指す「真剣なまなざし」から送り届けられる「論作文」用紙である。多くの材料が採用試験の合否のカギとなっているだろうが、小生が担当するこの分野は合否を左右する重要なモノだそうだ。手は抜けない!
 昨年からの請負事業として横浜市に会場があるので、この6月はほぼ全日曜日を「ハマ通い」のスケジュールとなっている。受講生のほとんどが現役の「講師」達である。つまり、終日を通常の教員と同様の日程で学校での仕事に従事している人たちである。学校行事もすべてを熟しながら「受験勉強」に勤しんでいる現状を知れば知るほど、「何とか役に立ってあげたい」という心情に駆られてしまう。
 現役の校長時代にも、受験勉強の援助をしたこともある。
 今日の半日は、真剣に書き込んだ論作文をこちらも真剣に読んで添削したので、本当に疲れた。赤ペンで書き込みながら、「読んでいるサイド」の反応まで予想するので、時々ペンが立ち止まってしまう。それ故に時間がかなりかかってしまった。
 すべての事務処理を終えて、駅前の郵便局で投函した。こんな生活もあり??ですね。

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自己紹介

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1944年熊本県八代市生まれ。1968年から神奈川県内の高校、中学校の英語教員として勤務。1988年より神奈川県茅ヶ崎市で指導主事、教育研究所長、中学校教頭、指導課長、小学校校長、指導担当参事を務める。1996年8月ちがさき教育実践ゼミナール『響の会』(現・教育実践『響の会』))を開設し、教員の自主研修会として活動を主宰。 2001年に新設開校の茅ヶ崎市立緑が浜小学校・初代校長着任。 2004年3月退職後は「教育実践・響の会」会長として全国で講演活動中。『響の会』は茅ヶ崎市・浜松市・広島市・東京都立川市に開設。2006年9月より2011年8月まで、日本公文教育研究会子育て支援センター顧問として全国で指導助言に務める。著書に 『あせらない あわてない あきらめない』(教育出版)、『人は人によりて人になる』(MOKU出版)、『小学校英語活動教本JUNIOR COLUMBUS』(光村図書出版)がある。その他月刊誌等の執筆原稿や共同執筆書も多数あり。近刊は、2012年10月発行予定(『校長先生が困ったとき開く本』教育開発研究所)。

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