~ここは「水戸藩」のお膝下?~
徳川御三家の一つである「水戸の徳川家」のお膝下に住居を移したんだ!
この記事は、神奈川県の地方版では読むことのできない内容ではないか。実は正直なところ、まだ、瞬間的な着想は「神奈川方式」であることが多い。新聞を開き読みをしながら「地方版」に登場する地名に全く馴染みがないからであろう。しかし、全国を回っている小生にとって、講演当日の朝刊を「前置き」の語りに引用することも多いので地方の情報収集能力は長けていると思い込んでいた。しかし、それはあくまでも「旅の人」の旅情的な思いであり地元意識ではない。
母屋から届けられる朝刊に目を通している部屋はホテルの一室ではない。「我が住まい」である。この情報は、転居して初めて地元意識を掻き立てる新聞記事に遭遇したことになる。JRを利用すると1時間もかからない近距離の「江戸時代の水戸藩」があることに意識が高まった。
日本公文教育研究会に所属して、「子育て支援センター・顧問」という大役を仰せつかって本腰を入れて『子育て』について研究した。無責任な親業を反省しつつ、恥じつつも全国での「子育て支援・講演会」に数多く登壇した。その研究材料の中で「江戸の子育てに学ぶ」というジャンルに到達した。そこからは「寺子屋」制度なる教育の組織体制の威力も、歴史上の字句とは異なる深い学びを得た。そんな思いも、この記事と一緒に彷彿としてきた。
その後、後輩教員から「大江戸、耳寄りばなし」という田中優子教授のオピニオンも紹介され、改めて「江戸に学ぶ」という角田明式・ジャンルが出来上がりつつある。教授の著書をさっそく取り寄せて読んでみた。読みながら立ち止まってしまうことの多かったこと。江戸時代の人々の生活の営みの多様性を驚いてしまったからである。
「江戸から学ぶ」意識で水戸市を訪れてみたくなっている朝である。
今日は千葉県に住む孫たちに会いに行きます。車で、とも考えたのですが明日が横浜市での出講となるので今夜は泊って、明日はそこから横浜へ直行することにしました、車での訪問は次回に回しましょう。明日の帰宅は夜遅くなります。従って明日は、当ブログは休刊になる可能性が大となります。ご了承ください。
歩禅とは、『安岡正篤 人生を拓く』(神渡良平 著 講談社+α新書)で拾った言霊です。千葉県で早朝ウォーキングを長年実践しておられる方の言葉として紹介されていました。沈思黙考の「坐禅」に呼応するものだそうです。ふと読み留まったのは我が愚脳にも大きな電撃が走ったからなのです。歩きながら自然界に身を委ね、自然界に畏敬の念を抱き、そして自然界に語りかけることのできる自分を見いだすこと。これを「歩禅」と利己的に理解しました。坐禅が苦手な私には「静かに座して己と語る」ことに替わるべく言葉として受容できる気になったのです。だから私には単なる言葉としてではなく、『言霊』(ことだま)となったのです。 平成16(2004)年10月20日 還暦に記す ~以降「散歩日記」を歩禅記として継続発信中~
自己紹介
- 角田明
- 1944年熊本県八代市生まれ。1968年から神奈川県内の高校、中学校の英語教員として勤務。1988年より神奈川県茅ヶ崎市で指導主事、教育研究所長、中学校教頭、指導課長、小学校校長、指導担当参事を務める。1996年8月ちがさき教育実践ゼミナール『響の会』(現・教育実践『響の会』))を開設し、教員の自主研修会として活動を主宰。 2001年に新設開校の茅ヶ崎市立緑が浜小学校・初代校長着任。 2004年3月退職後は「教育実践・響の会」会長として全国で講演活動中。『響の会』は茅ヶ崎市・浜松市・広島市・東京都立川市に開設。2006年9月より2011年8月まで、日本公文教育研究会子育て支援センター顧問として全国で指導助言に務める。著書に 『あせらない あわてない あきらめない』(教育出版)、『人は人によりて人になる』(MOKU出版)、『小学校英語活動教本JUNIOR COLUMBUS』(光村図書出版)がある。その他月刊誌等の執筆原稿や共同執筆書も多数あり。近刊は、2012年10月発行予定(『校長先生が困ったとき開く本』教育開発研究所)。
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