~感動を再現したばかりに~
録画できなかったことが悔やまれる朝。
こんな頭出しで書き始めたら読者の皆さんの中には「えっ、角田先生ってTVは観ないんじゃなかったですか?」と詰問されそうですね。そうなんです、殆ど観ないのですが時々素晴らしい画面に遭遇することもありまして・・、と今朝の後悔の気持ちを公開します。
NHK-BSプレミアムの番組「たけし アート☆ビート」が、リモコンの悪戯の成果で視聴できてしまいました(笑)。実はビートたけし氏と宮大工の小川三夫氏の対談が見応えがあったのです。小川氏は法隆寺の塔を30歳前に師匠からの直接の指示で建立に携わられた実績はすでに何冊もの書物と沢山の記事を読んで知っていました。たけし氏との肩の凝らない対話には、表面上の軽い口調とは正反対に「重さ」を感じながらすっかり時間を忘れて見入ってしまいました。
録画が撮れていたら!!と器械音痴の老脳と、事前観察をしていないいい加減な性格をちょっとだけ恨んでいる朝です。再放送でもあるようだったら今度こそ、録画をして「二人の対談」の部分だけは資料化したいと心に期しているところです。
どなたか、そんな情報が入手されましたらご一報いただければ幸甚に存じます(笑)。
歩禅とは、『安岡正篤 人生を拓く』(神渡良平 著 講談社+α新書)で拾った言霊です。千葉県で早朝ウォーキングを長年実践しておられる方の言葉として紹介されていました。沈思黙考の「坐禅」に呼応するものだそうです。ふと読み留まったのは我が愚脳にも大きな電撃が走ったからなのです。歩きながら自然界に身を委ね、自然界に畏敬の念を抱き、そして自然界に語りかけることのできる自分を見いだすこと。これを「歩禅」と利己的に理解しました。坐禅が苦手な私には「静かに座して己と語る」ことに替わるべく言葉として受容できる気になったのです。だから私には単なる言葉としてではなく、『言霊』(ことだま)となったのです。 平成16(2004)年10月20日 還暦に記す ~以降「散歩日記」を歩禅記として継続発信中~
自己紹介
- 角田明
- 1944年熊本県八代市生まれ。1968年から神奈川県内の高校、中学校の英語教員として勤務。1988年より神奈川県茅ヶ崎市で指導主事、教育研究所長、中学校教頭、指導課長、小学校校長、指導担当参事を務める。1996年8月ちがさき教育実践ゼミナール『響の会』(現・教育実践『響の会』))を開設し、教員の自主研修会として活動を主宰。 2001年に新設開校の茅ヶ崎市立緑が浜小学校・初代校長着任。 2004年3月退職後は「教育実践・響の会」会長として全国で講演活動中。『響の会』は茅ヶ崎市・浜松市・広島市・東京都立川市に開設。2006年9月より2011年8月まで、日本公文教育研究会子育て支援センター顧問として全国で指導助言に務める。著書に 『あせらない あわてない あきらめない』(教育出版)、『人は人によりて人になる』(MOKU出版)、『小学校英語活動教本JUNIOR COLUMBUS』(光村図書出版)がある。その他月刊誌等の執筆原稿や共同執筆書も多数あり。近刊は、2012年10月発行予定(『校長先生が困ったとき開く本』教育開発研究所)。
0 件のコメント:
コメントを投稿