2011/06/14

「旅の伴」には本が、やっぱり一番!

 ~本もいろいろ・・・・~
 人生いろいろ。本もいろいろ。
 転居して2か月が過ぎて、その間に電車を利用しての移動時間も60時間を超えた計算になる。初めて旅する地への車窓には惹きつけられるモノが多いので退屈感はほとんどないが、「通いなれた」行程では腰や肩の痛みさえ併発したかのような疲労感に襲われる。特効薬を考えるが飲み薬も貼り薬も期待できない。そんな悩みを解決してくれるのは、やっぱり本である。
 講演行脚を始めた退職直後は「移動の楽しさ」と「未知への旅」に対する感情抑制だけで結構時間も保てたものだった。しかし、ここまで7年もの継続事業(笑)ともなると「興奮や期待」度も摩耗してしまったのか新鮮さも欠乏状況となっている。この症状への特効薬は、やっぱり本であろうか。
 随分前置きが長くなってしまったが、昨日のブログに表した決意を早速今朝実行しましょう。
 土浦駅から読み始めて柏駅までの43分間。呼吸をしていたのか?と問い返したい気分になるほどの集中力だったかもしれない。単行本(時価740+税)1冊が、見事に「旅の伴」の大役を務めてくれた。読み終えて車窓を見ると、柏駅を電車が出発する時刻だった。松戸駅を過ぎて江戸川を渡り、中川~荒川橋梁を通過すると隅田川橋梁である。この鉄橋越しに「今一番お気に入り」のパノラマが開ける。梅雨時期独特の曇り空にスカイツリーの頂上は霞んで雄姿は見えなかったが、そんな光景も旅情をそそる。読後感という感動は伴わないが、読み終えたばかりの単行本から引用されたデータが妙に頭の中を駆け巡る。深く思考するような内容ではないが、時には苦笑したり納得したりできるので「気軽に楽しめる」本であることは、当ブログの読者の皆さんにはお伝えしても差し支えないだろう。
 読み終えて車窓を楽しんでいると、車内アナウンスが「間もなく終点・上野駅です」と伝えられる。我に返ってリュックを背負って、構内を急ぎ足で山手線に乗り換える。品川駅まで行って京浜急行・特快「三崎口」行きに再び乗り換えて往路の旅(2時間半)は目的地まで続くのであります。
 気楽に読める本は、やっぱり旅の友としての最高級レベルになることを痛感した。小生のHPに登載するイチオシBOOKSでも、「推薦理由や感想」は添えていない。なぜなら読後感は、読者の主観の伝言であり、時として押しつけにも似た感情移入になってしまい、不快感を覚えるからである。今日の読後感は気楽に読めて時間つぶしにも役立ったことだけをお伝えするつもりで書いてみただけである。ご理解をお願いしたい。皆さんからも「こんな本」のご紹介があると嬉しいですが・・・・。
 

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自己紹介

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1944年熊本県八代市生まれ。1968年から神奈川県内の高校、中学校の英語教員として勤務。1988年より神奈川県茅ヶ崎市で指導主事、教育研究所長、中学校教頭、指導課長、小学校校長、指導担当参事を務める。1996年8月ちがさき教育実践ゼミナール『響の会』(現・教育実践『響の会』))を開設し、教員の自主研修会として活動を主宰。 2001年に新設開校の茅ヶ崎市立緑が浜小学校・初代校長着任。 2004年3月退職後は「教育実践・響の会」会長として全国で講演活動中。『響の会』は茅ヶ崎市・浜松市・広島市・東京都立川市に開設。2006年9月より2011年8月まで、日本公文教育研究会子育て支援センター顧問として全国で指導助言に務める。著書に 『あせらない あわてない あきらめない』(教育出版)、『人は人によりて人になる』(MOKU出版)、『小学校英語活動教本JUNIOR COLUMBUS』(光村図書出版)がある。その他月刊誌等の執筆原稿や共同執筆書も多数あり。近刊は、2012年10月発行予定(『校長先生が困ったとき開く本』教育開発研究所)。

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