2年前に他界された方の絵画展が開かれているとの情報を長男から届いた。その方は長男が勤務する障害者施設とかかわりがあったという。施設の絵画教室に通って来られた方だったそうだ。情報はその程度でしかなかったが、会場(美術館)に到着して作品を鑑賞して一周する内に、美術作品の評価に関しては全く無知な小生であるが、展示してある数多くのスケッチブックをめくりながらご両親の愛情をしっかり受け止めることができたことは内心としては充足感で満たされた。
新聞記事は帰宅してから気が付いた。
本日の朝刊にその記事が出ていたことは知らずに会場に行った小生であるが、後追い読みをしながら会場の雰囲気が蘇ってきた。記事の最終段階の表現を読みながら、子育ての苦労が偲ばれた。お父様と長男が挨拶を交わしていた。帰りの車の中で、関わり合いを長男から聞きながら、転居してバタバタした生活に慣れてしまった身体に、血液の流れを感じる午前中のひと時であった。
老妻も鑑賞する予定であったが、長男孫が学校で発熱だとの電話があり、父親が(本日は休日)迎えに行って連れて帰ってきたので「看護」の急務ができたために行けなかった。帰宅して伏せている孫と老妻に報告してあげると「行きたかったね」と老妻が残念がった。
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