朝5時15分発~6時着 6000歩
梅雨寒と言うらしい。久しぶりに同伴した妻の服装は冬服であるのが証明している。北関東の朝夕の冷え込みには慣れてきたつもりが、やっぱり当惑する。歩禅道ですれ違った数名とのご挨拶代りが「今朝も冷えますね」であった。
タイサンボクの花が目に入った。
見上げるほどの高さに咲く「大きな花弁の白い花」には思い出がある。18歳で上京した青年が、初めて地元の名士の庭に一歩足を入れた。目前の立派な館の目隠しになるような大木が立ちはだかった。見上げた大木には見たこともない大きな白い花が咲いていた。そこは、当地の初代町長さんだったと言われる方の館だった。そこの高校1年生の医学部受験生の家庭教師として雇われて訪れた緊張の一瞬だった。そんな緊張感も蘇らせてくれる「青春の思い出・花」なのだ。
妻と歩きながら大きな屋敷にタイサンボクを見つけた。
思わず足を止めてシャッターを押した。そして、歩きながら思い出の続きを妻に話した。我が家の3人の子どもたちは、誕生して以来ずっとその館(=医院)で診察をして貰ったから、妻も良く知っている。タイサンボクの大樹が玄関先に立っていたことも記憶していた。
久しぶりの歩禅。
しかも早朝歩禅は妻には厳しかったのでは?と横目で確認しながらの時間だったが完歩してくれてホッとした。帰宅してのお茶の美味しいこと。飲食が美味しく感じることが健康の証しであれば安堵である。
どんよりとした梅雨空。寒いので孫たちが風邪ひかないかと心配する妻は、正真正銘のお祖母ちゃんだ(笑)。
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