~行ってみたい各地の秋祭り~
秋祭りには少年時代の思い出がある。
九州・熊本県八代市には、当時は11月18日(限定)に妙見神社の秋の大祭(=妙見祭・写真)があった。九州三大祭とも言われるだけあって、当時は学校も授業が2時間だけで放校だった。低学年の頃は、保護者の同伴が無ければ遠隔地の神社までは行けなかったので殆ど行ったことが無かった。兄や姉が持ち帰る細やかなお土産を玄関先で首を長くして待ったものだった。
高学年にもなると(学校の指導は意識していても)、ガキ大将の指示で自転車に二人乗りして軍団で出かけた。お祭り会場にかなり近い場所まで行って、自転車にカギをかけて我先に「お祭り」の輪に飛び込んだ。スリルと冒険心に酔って過ごした幼い日の思い出が蘇る季節である。けが人も出るような豪壮なお祭りでもあったのでこの歳になっても、その迫力は鮮明に蘇るほどである。
昨日は長女が嫁いでいる市の「秋祭り」とやらで、同居の孫二人を乗せて出かけた。城下町ならでは旧家や豪邸を横目に見ながら雑踏を歩いた。孫たちが迷子にならないようにして気配りをして歩くのは疲れる。孫軍団のお目当ては高く聳える「山車」のダイナミックな動きではない。道路の両脇に並ぶ出店である。
こんなに食べてお腹でも壊したら?とお祖母ちゃんは気が気でないらしい。全く頓着せずに、食べる・食べる・飲む・飲む、そしてゲーム形式の「当て物」に夢中になる。我が子を連れて祭りに行った頃の財布のひもと緩み具合が随分違っている(笑)。祖父ちゃん祖母ちゃんの同行を要求する孫たちは賢い。核家族で子育ての我々夫婦の下で育った3人の子どもたちは、考え方を変えれば「可哀そうだった」のかな?反省心も過らせながら祭り会場をほぼ周回して帰路に向かった。
毎度のことながら「孫守り」はお疲れ様です。ご丁寧に帰路の道路も混んで2時間半の運転をさせていただきました(笑)。
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