2012/10/14

世は、「秋祭り」の氾濫

 ~行ってみたい各地の秋祭り~

 秋祭りには少年時代の思い出がある。

 九州・熊本県八代市には、当時は11月18日(限定)に妙見神社の秋の大祭(=妙見祭・写真)があった。九州三大祭とも言われるだけあって、当時は学校も授業が2時間だけで放校だった。低学年の頃は、保護者の同伴が無ければ遠隔地の神社までは行けなかったので殆ど行ったことが無かった。兄や姉が持ち帰る細やかなお土産を玄関先で首を長くして待ったものだった。

 高学年にもなると(学校の指導は意識していても)、ガキ大将の指示で自転車に二人乗りして軍団で出かけた。お祭り会場にかなり近い場所まで行って、自転車にカギをかけて我先に「お祭り」の輪に飛び込んだ。スリルと冒険心に酔って過ごした幼い日の思い出が蘇る季節である。けが人も出るような豪壮なお祭りでもあったのでこの歳になっても、その迫力は鮮明に蘇るほどである。

 昨日は長女が嫁いでいる市の「秋祭り」とやらで、同居の孫二人を乗せて出かけた。城下町ならでは旧家や豪邸を横目に見ながら雑踏を歩いた。孫たちが迷子にならないようにして気配りをして歩くのは疲れる。孫軍団のお目当ては高く聳える「山車」のダイナミックな動きではない。道路の両脇に並ぶ出店である。

 こんなに食べてお腹でも壊したら?とお祖母ちゃんは気が気でないらしい。全く頓着せずに、食べる・食べる・飲む・飲む、そしてゲーム形式の「当て物」に夢中になる。我が子を連れて祭りに行った頃の財布のひもと緩み具合が随分違っている(笑)。祖父ちゃん祖母ちゃんの同行を要求する孫たちは賢い。核家族で子育ての我々夫婦の下で育った3人の子どもたちは、考え方を変えれば「可哀そうだった」のかな?反省心も過らせながら祭り会場をほぼ周回して帰路に向かった。

 毎度のことながら「孫守り」はお疲れ様です。ご丁寧に帰路の道路も混んで2時間半の運転をさせていただきました(笑)。

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自己紹介

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1944年熊本県八代市生まれ。1968年から神奈川県内の高校、中学校の英語教員として勤務。1988年より神奈川県茅ヶ崎市で指導主事、教育研究所長、中学校教頭、指導課長、小学校校長、指導担当参事を務める。1996年8月ちがさき教育実践ゼミナール『響の会』(現・教育実践『響の会』))を開設し、教員の自主研修会として活動を主宰。 2001年に新設開校の茅ヶ崎市立緑が浜小学校・初代校長着任。 2004年3月退職後は「教育実践・響の会」会長として全国で講演活動中。『響の会』は茅ヶ崎市・浜松市・広島市・東京都立川市に開設。2006年9月より2011年8月まで、日本公文教育研究会子育て支援センター顧問として全国で指導助言に務める。著書に 『あせらない あわてない あきらめない』(教育出版)、『人は人によりて人になる』(MOKU出版)、『小学校英語活動教本JUNIOR COLUMBUS』(光村図書出版)がある。その他月刊誌等の執筆原稿や共同執筆書も多数あり。近刊は、2012年10月発行予定(『校長先生が困ったとき開く本』教育開発研究所)。

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