2012/10/02

『夢の実現』に向かう第一歩

~芽が出始めたら放置は禁物??~

かく言うモノの、どこから手を付ければ良いのか?

何せ、「種を蒔く」「芽が出る」「双葉になる」等の植物のプロセスは知識の世界にしか存在しないままにこんな歳になってしまいました(笑)。

8月下旬に届いた一報(現職校長からのメール)は、萎えはじめていた老脳に大きな衝撃を与えました。通信文のタイトルには「先生が蒔かれた種が確実に愛知県下で芽を出しました」とありました。下記の本文メールをお読みください。

120823受信メール
角田先生

残暑お見舞い申し上げます。処暑となり、こちらは、風が幾分秋らしくなってきました。
さて、本県教委実施の「外国語活動プロフェッショナル派遣事業」では先生には格別お世話になりました。先生にご無理を聞いていただいたおかげで、大成功した事業でした。
あれからしばらく経っておりますが、本日、先生にぜひともお伝えしたいことがありました。
我が中学校の英語教諭(初任者指導者)と英語教育への取組について話していた時です。ベテラン教師です。愛教大外国語講座の教授たちと共同研究をしているとのことで(公務ではありません。自主的な研究です)その話題となりました。どのような研究なのかと聞くと、外国語活動の教材は、低学年のときに学習した国語の教材が英文になっているものがよい、数人で協力して、そのような教材(絵本+音楽+パワーポイント)を作っているとのこと。
話を聞いていて、角田先生がご提案された英語授業と同じだと思いましたので、その話は以前に聞いたことがありますよ。角田明先生から伺いました。と言ったところ、「そうです。そうです。角田先生のお考えです。先生のお話を聞いて、研究と教材開発を始めたのです」と言うのです。えっ、角田先生には、私は随分前からご指導いただいていますよ。愛知県内で何度も授業をお願いしたのは私です。
本校の英語科教員の取組をぜひ角田先生にお伝えしたい、いや伝えるべきですよ、という感激的な会話をしたのです。いくつか開発したものがあるので、先生さえよろしければ、ぜひ見ていただきたいとも言っておりました。メールアドレスも聞きましたので下記に添えました。できましたら、一度、連絡をいただけますと大喜びすると思います。それにしても、あの県教委の日々を鮮明に思い出させてもらえた会話でした。(太字は小生の加筆) 

当ブログ【0824記 この歳になっても嬉しい話 ~「育てる」ことの根源~】参照されると分かりやすいと思います。

この時点から、小生は研究者諸氏への『お返し』には何が良いか、を考え続けました。アイディア(着想)は確かに小生のモノです。しかし、具現化が無ければ「絵に描いた餅」になってしまいます。その具現化のための基礎研究に取り組まれ、完成した具体的な教材(現物)が、その後自宅に届きました。もう興奮が収まりません。

『お返し』の手段を考えても、教育に関しては確固たる理論も研究も無く、「授業しか無い」小生には貧相な反応しかありません(笑)。

10月16日(火)が愛知県豊橋市立多米小学校の訪問日ということに気づきました。無理を承知で学校に交渉しました。午前中(3時間目)の授業時間(6年生1学級)をご提供いただきました。授業をやっても良いとのお許しを頂戴しました。学校や児童の皆さんにはご迷惑であることは百も承知です。ただ、「出来上がった教材を使って自分で授業をしてみる」ことしか『お返し』が出来ない訳ですから仕方ありません。相手の迷惑なども考えないで、この機を逸したら後悔すると思い込んでしまったのですからお許しを戴くしか能がありません(苦笑)。

ほぼ授業の事前準備が完了しました。

愛知教育大学研究グループの「成果」を活かすべく、工夫をして準備を整えました。当方のオリジナル資料等は、当日の授業での児童の反応を加味して公開しましょう。ご希望はその後の受付となりますのでご了承願います。
早朝歩禅記録 05:00~05:55【6800歩】
「十七夜の月」が西の空に浮かんでいます。左上の小さな〇が見えますか?お騒がせした彼岸花が咲き始めていました。やっぱり北関東は遅いんでしょうな。色々な情報メール有難うございました。
 

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自己紹介

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1944年熊本県八代市生まれ。1968年から神奈川県内の高校、中学校の英語教員として勤務。1988年より神奈川県茅ヶ崎市で指導主事、教育研究所長、中学校教頭、指導課長、小学校校長、指導担当参事を務める。1996年8月ちがさき教育実践ゼミナール『響の会』(現・教育実践『響の会』))を開設し、教員の自主研修会として活動を主宰。 2001年に新設開校の茅ヶ崎市立緑が浜小学校・初代校長着任。 2004年3月退職後は「教育実践・響の会」会長として全国で講演活動中。『響の会』は茅ヶ崎市・浜松市・広島市・東京都立川市に開設。2006年9月より2011年8月まで、日本公文教育研究会子育て支援センター顧問として全国で指導助言に務める。著書に 『あせらない あわてない あきらめない』(教育出版)、『人は人によりて人になる』(MOKU出版)、『小学校英語活動教本JUNIOR COLUMBUS』(光村図書出版)がある。その他月刊誌等の執筆原稿や共同執筆書も多数あり。近刊は、2012年10月発行予定(『校長先生が困ったとき開く本』教育開発研究所)。

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