至福の時間。いや興奮の時間。いや・・・・・。
いや、「真似などできない」時空のできごとが3時間に亘って目前で展開されました。去る6月19日に茨城県西生涯学習センターで初めてお会いした人物からの熱心なお誘いに応じて参加しました。初対面の折りに感じた第一印象は、当日の帰宅直後に老妻に「モンスターに遭遇した気分だ」と伝えたほどの重い衝撃を受けたほどの印象でした。
名刺交換をさせていただく時点では、まだ「モンスター」ではありませんでした。しかし、お話を聴けば聞くほどにアンビリーバブルな人物観を感じてしまいました。ご自分から「91歳になりました」と前置きしながら、パソコンを勉強し始めたのが78歳だと仰る辺りからは、驚嘆の世界に引き込まれてしまったのです。そして、手元に戴いている名刺にある自画像も「素人」の身で描かれたのだと説明を受け、改めて見直した瞬間立ち竦んでしまったのです。
研修会を終えてから、他の県外からの参加者(素晴らしい人材と確信した)と一緒にご自宅にご案内されました。研修会場は敷地内にあるご長男が経営される「造園業」の事務所の二階に特設されていました。(↑写真は研修会場から見える「みどり」の風景)
応接間に何枚もの油絵が飾ってありました。手元に持っている名刺に印刷された自画像が浮かんで来ました。参観者に海外の展覧会に出品され入賞された作品の説明を受け、「素人でも有能な指導者に手ほどきを受けるとここまで成長する」と力説されました。「教員よ、有能な指導者に成りたまえ」との自身の哲学が飛び込んでくる思いで語りかけられる声量に引き込まれてしまいました。
研修会の間に挟まれる「ひとこと」には重味ありました。単に長命と経験値が生み出しているとは思えないほどの適格さに、小生の凡庸な「脳味噌」は迷路に飛び込んだような困惑状態になってしまいました。
小生はこのブログの読者諸兄を後輩と決め込んで、(間違った謙遜心で)『老脳』と自らの衰え行く身体を表現して来ました。金輪際使用を禁ずることにします。何故ならば91歳の先輩が、ご自身のことに触れられても決して「老」域の言葉を発せられないことに気付いたからです。小生にも羞恥心と言う心理があるという事を証明したくなったのです。
古希なんて 卒寿の前では ひよこ以前 (自作川柳)
研修会の報告は、後日、新ブログ『寸心紀行』に登載します。
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