2013/08/05

「不器用な生き方」しか身に着けて来なかったぁ~!!

 
  いつでも何に対しても全力で対応する。

 これって、周囲からは好意的に受け入れられるので見栄えの良い人生を過ごしていると思われませんか?外部評価と内部評価のギャップは想像を絶するほどの格差があることは知られていません。当事者やその側近、しかもそのホンの一部の者にしかわかっていないようです。

 「もう御歳ですからね・・・」と老妻は制御するような言葉を発します。その都度、まるで品格を傷つけられたかのごとく不機嫌になります。「無理ができない年齢なのよ」と娘たちからも異口同音に指摘されることが多くなりました。それでも、結構無理な要請でも「請けてしまう」性分には変動はありません。

 酷暑の中を、東へ西へと強行軍の日程をこなす姿勢に最近では「不器用な生き方」を自覚するようになっています。頼まれると「NO,を言わない」のが、一つの性癖となってしまっているようです(笑)。今月になっても3~4日と二日間を「不器用な日程」で過ごしてしまいました。そのツケが老体には確かな疲労感が全身を襲っています。そして、明日から広島市に向かうスケジュールです。

 今朝もいつもより遅く目が覚めました。

 朝の気持ち良い風に起されたのです。陽射しを遮るために植え込んだ琉球朝顔が目的通りに成長してくれた姿を、窓を開けて見詰めると疲労感が意識できるような勢いで消えていくのです。その向こうには緑色の毬栗がたわわに実っています。その根元には刈っても刈っても逞しく生えてくる(と、栗農家の方が言う)雑草の緑色も元気の材料になってくれます。花は多くは付けないという琉球朝顔も、薄紫色の花を今年は沢山咲かせてくれました。

 不器用な人生は、方向転換が出来なことは当事者が一番わかっていることです。しかし、無理なギアチェンジも似合わないことも百も承知です。不器用な人生はそれなりの生き甲斐があるということを自然の緑が教えてくれるような気がしています。こんな老輩でも、未だ「請われている」内は、不器用な人生が認められているのだから、今まで通りに身内や側近者には心配を掛けるだろうが、「やるっきゃない」と猛進するしかないようです。

 このブログには、時としてこのような『愚痴る』時間となってしまいます。ご理解の上今後ともお付き合いをよろしくお願いします!!





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自己紹介

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1944年熊本県八代市生まれ。1968年から神奈川県内の高校、中学校の英語教員として勤務。1988年より神奈川県茅ヶ崎市で指導主事、教育研究所長、中学校教頭、指導課長、小学校校長、指導担当参事を務める。1996年8月ちがさき教育実践ゼミナール『響の会』(現・教育実践『響の会』))を開設し、教員の自主研修会として活動を主宰。 2001年に新設開校の茅ヶ崎市立緑が浜小学校・初代校長着任。 2004年3月退職後は「教育実践・響の会」会長として全国で講演活動中。『響の会』は茅ヶ崎市・浜松市・広島市・東京都立川市に開設。2006年9月より2011年8月まで、日本公文教育研究会子育て支援センター顧問として全国で指導助言に務める。著書に 『あせらない あわてない あきらめない』(教育出版)、『人は人によりて人になる』(MOKU出版)、『小学校英語活動教本JUNIOR COLUMBUS』(光村図書出版)がある。その他月刊誌等の執筆原稿や共同執筆書も多数あり。近刊は、2012年10月発行予定(『校長先生が困ったとき開く本』教育開発研究所)。

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