2013/08/30

すでに、学校は始業しているの??

 


 近況を知らせる葉書が多く届き始めた。

 書き出しは「学校には子どもの元気な声が似合います」とある。雪国だけが8月の後半から2学期が始まることは古い固定概念には確立していた。西の地方からも始業の挨拶があるのに驚いている。

 猛暑日とやらの連続発生で今夏は「夏だ!!」の季節感に圧倒された。「秋の大運動会」という我が国独特な学校風物詩もいつしか消滅してしまった。現職の頃からその兆候はあった。残暑の厳しさに「運動会の練習」が思うようにいかなくなったとの風潮は、ここにきて今夏の異常な暑さでは国民的思考変化もスンナリ認知されるであろう。

 朝の時間にも変化は現れている。

 4時の時点では玄関先もまだ真っ暗である。従って、正規の『早朝歩禅』の出立時刻も30分間遅らせることにした。出発前の朝と帰り着く頃の空の変動がこんなにも違う(写真・出発時と帰宅時)。

 明日で8月も終わる。

 台風もやって来るらしい。異常な暑さとゲリラ豪雨に人間様の非力を自らの実体験で味わった夏である。自然界の異常さは人間生活そのものの強欲な趣向(利便性の追求と贅沢なまでの物欲)で発生しているような気がしてならない。

 二学期(としかインプットされていない)が始まる子どもたちにとって、ホンモノの「実りの秋」が訪れることを願って止まない。今朝は、5人の孫がいる「お祖父ちゃん」の戯言でありました。
 
 
 
 
 

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自己紹介

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1944年熊本県八代市生まれ。1968年から神奈川県内の高校、中学校の英語教員として勤務。1988年より神奈川県茅ヶ崎市で指導主事、教育研究所長、中学校教頭、指導課長、小学校校長、指導担当参事を務める。1996年8月ちがさき教育実践ゼミナール『響の会』(現・教育実践『響の会』))を開設し、教員の自主研修会として活動を主宰。 2001年に新設開校の茅ヶ崎市立緑が浜小学校・初代校長着任。 2004年3月退職後は「教育実践・響の会」会長として全国で講演活動中。『響の会』は茅ヶ崎市・浜松市・広島市・東京都立川市に開設。2006年9月より2011年8月まで、日本公文教育研究会子育て支援センター顧問として全国で指導助言に務める。著書に 『あせらない あわてない あきらめない』(教育出版)、『人は人によりて人になる』(MOKU出版)、『小学校英語活動教本JUNIOR COLUMBUS』(光村図書出版)がある。その他月刊誌等の執筆原稿や共同執筆書も多数あり。近刊は、2012年10月発行予定(『校長先生が困ったとき開く本』教育開発研究所)。

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