転居して来た時点では小さかった樹木も3年も経つと驚くほど背丈が伸びるモノですね。成長期の孫たちもこの勢いに負けない程に成長してはいるんでしょうが、日々の会話だけでは肉親には感じ取れません(笑)。
数日前から、妻の「気持ち悪~い!」の連発発声を耳にしていました。決まって洗濯物を干す時間でした。毛虫でもいたのかな?ぐらいに考えて殆ど無視状態でしたが、昨日の朝だけは異常な程の叫び声なので庭先まで行ってみました。
嫁が植えたらしい「すもも」の木の下で、妻が指さしてくれました。赤くなってしまっている葉っぱが見えました。葉っぱが枯れている枝もいくつか見えました。じっくり観察すると葉裏が黒く見えるので脚立を持って来て高い位置から見て、その黒さは害虫の塊であることがわかりました。小さな虫が塊になっていました。
素人の我々は、枝を切り落とすだけしか対応策が浮かびません。
偶然にも隣接する栗畑に下草刈りの為に働いている農家の若主人の姿が見えました。厚かましくも彼に声を掛けて樹木の下まで来てもらいました。彼は直ぐわかって、薬品を指名して購入場所も教えてくれました。果樹には付き物の害虫らしいのです。今年は5個の果実があり、嫁も喜んでいました。赤いすももの実を孫たちが喜んで見詰めていた光景を思い出しました。
放置したら来年は枯れてしまいますよ。枝を切ってもダメです。先ずは害虫を落とすために消毒が必要です。若主人の助言でした。
指定店に行きました。店員さんは小生を農家人と誤解していました。1本だけの樹木消毒とわかると携帯用にパックされている薬を購入して帰りました。夕暮れを待ってスプレー付きの器に入っている薬剤を害虫が塊になっている箇所に向けて撒きました。虫がボタボタと落ちます。複雑な心境で用務を終えました。
途中で目を覚ますほどの降雨がありました。折角薬を撒いたのに雨で効能が薄まってしまったのでは?と素人判断しながら窓からすももの樹木を見詰めています。ひんやりとした朝の空気が爽やかですが、樹木の消毒の効果が気になる素人マンの朝です。
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