2010/06/10

『心ぽかぽか』ニュース(6)

 ~商戦合戦と「○○の日」~
 また、「父の日」とやらが近づいてきた。
 「とても不愉快な日」の一つである。小生の当ブログ(旧:歩禅記)をご愛読いただいている方々には、角田氏独自の「歪んだ哲学」に因るモノだと失笑でお片付けいただく表現である。日本列島が「経済市場」化されて『○○の日』商戦合戦で明け暮れ始めてからどれだけの歳月が流れているのだろうか。チョコレートやカーネーションなどを買って贈るだけでは倫理観や道徳観は育めるものではない。『○○の日』設定の純粋な心が踏みにじられているとしか思えないのである。義理や任務紛いの関係でモノを交換することは致し方ないとも考えているので全否定をしているわけではない。決して誤解の無いようにお願いしたい。
 5月第2日曜日・6月第3日曜日はご存じの「母の日」「父の日」である。
 カレンダーにも明記されている。偏屈になってそれ自体を拒否しているのではない。表面だけの「ありがとう」の押しつけがましい言動が嫌いなのである。本気で、音にはならない「感謝の言葉(=有難う御座います)」を大事にしたいだけの話である。「ありがとう、言いたい時には親は無し」の川柳(?)が何とも温かく感じるのはへそ曲がりの小生だけだろうか。
 昨日の夕刊から「ぽかぽかするニュース」を発見した。嬉しかった。こんな記者も居る。そして、世界にはこんな素敵な若者が居る。大学進学に夢??ホンとかよ!と思わず考えた一人の老日本人は恥ずかしくなった。そして、ガンバレ、と心底からエールを贈りたい。
 「父の日」もこんな感動を「受け止められる日」であって欲しい。やっぱり、この爺はひねくれモンなのでしょうね。許されたし!!

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自己紹介

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1944年熊本県八代市生まれ。1968年から神奈川県内の高校、中学校の英語教員として勤務。1988年より神奈川県茅ヶ崎市で指導主事、教育研究所長、中学校教頭、指導課長、小学校校長、指導担当参事を務める。1996年8月ちがさき教育実践ゼミナール『響の会』(現・教育実践『響の会』))を開設し、教員の自主研修会として活動を主宰。 2001年に新設開校の茅ヶ崎市立緑が浜小学校・初代校長着任。 2004年3月退職後は「教育実践・響の会」会長として全国で講演活動中。『響の会』は茅ヶ崎市・浜松市・広島市・東京都立川市に開設。2006年9月より2011年8月まで、日本公文教育研究会子育て支援センター顧問として全国で指導助言に務める。著書に 『あせらない あわてない あきらめない』(教育出版)、『人は人によりて人になる』(MOKU出版)、『小学校英語活動教本JUNIOR COLUMBUS』(光村図書出版)がある。その他月刊誌等の執筆原稿や共同執筆書も多数あり。近刊は、2012年10月発行予定(『校長先生が困ったとき開く本』教育開発研究所)。

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