2010/06/11

来年度から小学校で「英語の授業」開始




 ~政権が替わって早くも二代目の首相~
 こんな国家ってあるの?テレビを観ていた妻が怪訝な顔をして聞いてきました。さぁ、無いんじゃないの?って応えるしかない夫。いつの間にか、国家の政治を担うトップがあっと言う間に交代するので我が子世代では「記憶に残る総理大臣」は少ないのではないかと心配とは付かない心配をしている老夫婦の今朝の光景です。トップが「心変わり」すれば末端では大きな影響が生じるのです。それに慣れてしまうのも変なモノですね。
 国家100年の計。これは教育の重要性を説いた言葉の一つです。
 数年前に突如として表面化した「教育理念」らしきモノが、そのために特設された審議会で関係者が熱心な意見を交換しながら方向性が答申されます。ところが政権が交替すると再び振り出しに戻ります。二転三転しながら前回答申とは異なった方向で大車輪が回り始めるのです。
 最たるモノが最近では「小学校での英語」教育です。文科省では、「外国語活動」という名称になって学習指導要領に明記されました。つまり、小学校で英語の授業が始まると言うことです。平成23年度から全国の小学校で実施されることになりました。
 偶然?私は中学・高校「英語」の免許状の保有者です。しかも、小学校の校長の経験者でもあります。10年前から勤務校では「英語の授業」を教育課程に入れて実施してきた校長でもあります。昨今の学校訪問要請が「英語の指導」に関する内容が多くなりました。「英語を喋る」ことは一朝一夕に出来ることではありません。しかし、小学校の先生達は教えなければなりません。現場の先生方は大変な苦労です。せめて出来ることは指導者を励ますことです。それは「英語学習の発想」の大々的な転換の必要性を説くことだと考えています。
 今日は、愛知県小牧市に出講します。講義の内容は「小学校英語」です。掲載写真を使ってどんな「英語の授業」が出来るかを聴講する小学校の先生方と一緒に考えながら「発想の転換」の手助けに挑戦します。読者の皆さんも、この写真で「英語の授業」を創造してみてください。

写真提供は、地元にお住まいの小学校の教頭先生です。小生の依頼に応えて昨日撮影していただいたモノです。

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自己紹介

自分の写真
1944年熊本県八代市生まれ。1968年から神奈川県内の高校、中学校の英語教員として勤務。1988年より神奈川県茅ヶ崎市で指導主事、教育研究所長、中学校教頭、指導課長、小学校校長、指導担当参事を務める。1996年8月ちがさき教育実践ゼミナール『響の会』(現・教育実践『響の会』))を開設し、教員の自主研修会として活動を主宰。 2001年に新設開校の茅ヶ崎市立緑が浜小学校・初代校長着任。 2004年3月退職後は「教育実践・響の会」会長として全国で講演活動中。『響の会』は茅ヶ崎市・浜松市・広島市・東京都立川市に開設。2006年9月より2011年8月まで、日本公文教育研究会子育て支援センター顧問として全国で指導助言に務める。著書に 『あせらない あわてない あきらめない』(教育出版)、『人は人によりて人になる』(MOKU出版)、『小学校英語活動教本JUNIOR COLUMBUS』(光村図書出版)がある。その他月刊誌等の執筆原稿や共同執筆書も多数あり。近刊は、2012年10月発行予定(『校長先生が困ったとき開く本』教育開発研究所)。

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